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E-M1を使うカメラマンがオススメするマイクロフォーサーズのレンズ5選《2017.11.5_更新》


5機材が重たいと、モチベーションが下がったりフットワークが悪くなります。撮影に対する自分のコンディションを下げないという意味では、僕にとって小型軽量はとても重要な要素です。そんな僕がメイン機材をフルサイズ一眼レフからマイクロフォーサーズ規格のオリンパス E-M1に変えたのは2015年5月。それからプライベートでも仕事でもE-M1を使ってきましたが、フルサイズ一眼レフから変えても十分に満足できた理由の1つはレンズの良さだったりします。ということで、今回は実際に僕が仕事でもプライベートでも使っているオススメレンズを紹介したいと思います。

 

 

※今回はオリンパスのE-M1を使って写真を撮ることを想定した内容です。パナソニックのカメラで動体撮影・動画撮影を行う場合は参考にならない可能性が高いのでご注意ください。

 

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①オリンパス 7-14mm F2.8 PRO

 

マイクロフォーサーズの超広角と言えば、僕の中ではこのレンズ一択でしかありません。なぜなら、広角レンズこそ距離目盛を必要とするからです。こちらの記事でも書いていますが、マイクロフォーサーズの超広角レンズは

 

  • オリンパス 7-14mm F2.8
  • パナソニック 7-14mm F4
  • パナソニック 8-18mm F2.8-4

 

という選択肢の中でで考えた場合距離目盛があるのはオリンパスの7-14mmだけなのです。

 

距離目盛があれば、絞りと目盛の組み合わせでパンフォーカスになる設定を覚えておくことで、風景撮影やスナップ時のピント合わせの手間が省くことができます。また、パナソニックの7-14mmよりも最大撮影倍率は高く逆光耐性もいいです。両方使ってみた経験がありますが、パナソニックの方が逆光耐性が少し弱いという印象ですね。

 

8-18mmとの比較では、防塵防滴や最大撮影倍率が一緒で、8-18mmの方はフィルターがつけられるというメリットもありますが、距離目盛がないのが残念です。距離目盛があることでピント合わせの手間が無くなるのは本当に楽なので、個人的には距離目盛がある7-14mm PRO一択です。これがもし、8-18mmで距離目盛が採用されていたら買い換えを検討するところでした。

 

さて、実際に使う時はF5.6でピントリングを「∞」の真ん中かやや右ぐらいに合わせるとパンフォーカスになりますので、風景撮影や店内・住宅撮影の時でも重宝しています。等倍で見ると流石に少し周辺が流れますが、鑑賞距離から見る写真は隅までかなりシャープです。

 

絞り開放からの描写もかなり高いので、開放から普通に使えます。最大撮影倍率も高いので、接写して背景をボカすことも可能です。ただ、7mmで最短撮影距離で撮影すると解像度が顕著に落ちてきますので、超広角で接写する時は8mmで接写するようにしています。 

 

f:id:photographerti:オリンパス7-14mmPROの広角マクロ撮影

f:id:photographerti:オリンパス7-14mmPROの作例

f:id:photographerti:オリンパス7-14mmPROで撮影した建築写真

 

②オリンパス 12-40mm F2.8 PRO or 12-100mm F4 PRO

 

標準ズームの選択肢としては非常に悩ましいです。それは、12-100mm F4 PROを選択できるようになったのが一番の理由です。

 

まず、オリンパスの12-40mm PROとパナソニックの12-35mm F2.8を比較した場合の話をします。このレンズの比較では、最大撮影倍率が大きく違います。12-35mmは0.34倍(35mm判換算)ですが12-40mmは0.6倍35mm判換算)です。これはかなり差が大きく、0.6倍もあればマクロレンズと言っても過言ではないレベルです。もちろん、近年のマクロレンズは最大撮影倍率が1倍(マイクロフォーサーズなら35mm判換算で2倍)なのが当たり前なので、本家に比べれば少し物足りないことはありますが、標準ズームでありながら0.6倍を実現されていると利便性はかなり良いですね。

 

その他は望遠側の焦点距離が5mm違うこと、パナソニックの方が約70g程軽いということは人によっては悩む要素かもしれません。小型軽量を最優先で考えるならパナソニックかもしれませんが、トータルで考えるとオリンパスのレンズも382gと十分軽量で、最大撮影倍率の高いオリンパスがオススメです。また、フルサイズの一般的なF4通しのレンズと比べて約250g程軽くなります。ボディと合わせれば500〜600g程度軽くなりますので、その分フットワークは軽くなるのがありがたいです。

 

オリンパスの12-40mmはどの焦点距離でも絞り開放から解像度が高いので、絞りの選択は背景のボケのコントロールだけを意識できます。プライベートでは単焦点レンズで広角、標準、中望遠をカバーするので使用頻度は低めですが、仕事では使用頻度が高く活躍してくれてます。

 

また、ピントリングを手前に引っ張ると、ピント合わせがモーター式から機械式に変わり距離目盛が現れるMFクラッチ機構を採用しています。標準ズームレンズの場合は距離目盛を使うことは少なく、モーター式でも問題なかったりしますが、距離目盛がある機械式のマニュアルフォーカスは便利な時もあるのでどちらも選択できるのはありがたいですね。

 

AFは非常に早いのでストレスに感じたことはありません。PROレンズを含め、最近のレンズはAFが早いので快適です。

 

ちなみに、レンズ単体の値段は両者あまり変わりませんが、オリンパスの12-40mmはキットレンズとして手に入れることができます。キットレンズで買った場合は約40,000円程で購入できるのでかなりお得です。今からこのレンズを検討されるなら、絶対に12-40mmのキットがオススメです。

 

 

 

さて、パナソニックとオリンパスの標準ズームを比較した場合は、12-40mm PROの方がオススメとお伝えしました。しかし、12-100mm F4 PROが選択できるようになった今、明るさを求めて12-40mm F2.8にするか、倍率を求めて12-100mm F4にするか?この選択には多くの方が悩まれています。

 

どちらも共通しているのは、ズーム全域で絞り開放から隅まで描写性が高いこと。そして防塵防滴、AFスピードの速さ、最大撮影倍率の高さです。ただ、12-100mmはワイド側でも最大撮影倍率が高いのが特徴ですね。

 

僕は元々12-40mm を所有していましたが、12-100mmに変えました。このレンズがあれば、12-40mm PROと40-150mm PROを持ち歩く頻度が低くなるからです。レンズの明るさよりも、一本のレンズで35mm判換算24-200mmで撮影できることの方が僕にとっては価値があります。

 

ただ、暗い場所での撮影が多いという場合は少しでも明るい12-40mm F2.8の方がいいでしょう。カメラを変える手間はありますが、F2.8ズームの組み合わせで撮影できる方がいいです。

 

レンズの明るさを求めるのか?倍率を求めるのか?用途に合わせて標準ズームを選択したいですね。

 

f:id:photographerti:オリンパス12-40mm F2.8の作例

 

③オリンパス40-150mm F2.8 PRO 

 

マイクロフォーサーズの望遠レンズと言えばこのレンズを持っている人が多いと思います。パナソニックの35-100mm F2.8も良いレンズなので望遠域で悩むところではありますが、焦点距離の長さを求めるなら専用のテレコンで1.4倍にもなるオリンパスがいいですね。

 

焦点距離はテレコンなしで80-300mm35mm判換算になりますが、キヤノンの70-300mm Lのレンズと比べても約300g軽いです。テレコンをつかえば112-420mm35mm判換算になりますが、キヤノンの100-400mm Lと比較した場合オリンパスの方が約700g軽いです。また、絞り値も一段明るくなるので、シャッタースピードを稼げるという点も動く被写体を撮る人にとってはありがたいですね。画質がAPS-C並になったE-M1 MArkⅡを使えば、フルサイズとの画質の差が縮まるので、同程度の画質でより小型軽量を図れます。APS-Cとの比較なら、APS-C以上の画質になるケースも。

 

オリンパスのE-M1はフルサイズ一眼レフに比べて小型軽量なので、カメラとレンズの比較なら1000g以上の差になってきます。カメラと標準ズームレンズと望遠ズームレンズの3つで比較した場合は約1000〜1300g程の軽量化になるので、そう考えると改めてミラーレスシステムのメリットを感じますね。ピンとこない人は、試しに何時ものカメラバッグから約1000g分の機材を抜いてみてください。1000g以上の軽量化を体験してもらうと、かなり楽になるのが実感できると思います。

 

描写は絞り開放から全体的にシャープなので、このレンズも背景のボケ量だけを考えて絞りを選択できます。AFもかなり早くストレスはありません。そして突筆すべき点は、専用設計のテレコンをつけた時の画質やAFがほとんど変わらないということで、動体撮影も行える程です(流し撮り時はテレコンなしの方が動作良好)。E-M1のファームウエアが3.0になって動体撮影能力が向上してからは、とくに40-150mmで動体撮影をされる方が増えましたね。

 

また、40-150mmの最大撮影倍率はテレコンなしで0.42倍(35mm判換算)、テレコンありで0.6倍(35mm判換算)になり、望遠マクロとしても活躍します。商品撮影を行う際、中望遠ではカメラが写り込んでしまうような商品の場合はこのレンズで撮影することもあり重宝しています。

 

12-40mmと組み合わせれば、35mm判換算24-300mmの範囲をF2.8の明るさで。12-100mmとテレコン付きの40-150mmの組み合わせなら35mm判換算24-400mmの範囲をF4の明るさで、しかも2本のレンズで撮影できます。

 

一本のレンズで特性を変える40-150mmは、望遠をよく使うという人にとっては是非使ってもらいたいレンズですね。

 

f:id:photographerti:オリンパス40-150mm F2.8の作例

 

④オリンパス 25mm F1.2 PRO

 

少々値段は高くなりますが、標準単焦点レンズならこのレンズがベストです。マイクロフォーサーズ用のレンズの中には、ノクトン 25mm F0.95というレンズがあります。このレンズは35mm判換算でF2のボケ量を実現していますが、オリンパス25mm PROはボケを比較しても大きな差がありません。

 

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オリンパス25mm F1.2 PROはノクトン25mmF0.95以上のボケ味 》でも紹介していますが、ノクトン25mmの方がボケ量も半段大きく球面収差も大きいにも関わらず、オリンパス25mm PROの方がオレンジ色のボケの中の縦縞や布団干しのフレームなどがボケの中に溶け込んで目立ちません。それだけ、ノクトン25mmに比べて解像度と良質なボケ味を両立しているという意味になるかと思います。

 

上の画像を見てもぱっと見大きな差がないのは、それだけオリンパス25mm PROの方がレンズ設計として優秀なのでしょう。

 

このレンズは解像度を重要視しておらず、F1.2絞り開放でのボケ味と解像度のバランスを重視しているのが撮ってみて分かります。ボケ味を損ねず、さらに解像度も維持する。普通はどちらかを優先したら片方が犠牲になりますが、このレンズはボケ味も解像度も高い次元で維持しています。絞った時の単純を解像度で比較したらノクトン 25mmや他のレンズに劣るかと思いますが、25mm PROも十分な解像度です。

 

パナソニックの25mm F1.4は値段も安価な為悩むところですが、パナソニック25mmとオリンパス25mm PROとの比較をされている記事を見つけたのでご紹介しておきます。

 

 

詳細は記事の比較画像を見てもらいたいのですが、パナソニック 25mmは絞り開放付近で軸上色収差が発生することでボケの輪郭を強調し、オリンパス25mm PROと同じ絞り値で比較してみてもボケ量が少なくなるケースがあるということです。

 

マイクロフォーサーズの中で25mmの単焦点レンズの選択は悩ましいところですが、トータル的に見ても25mm PROが一番オススメなのではないでしょうか。

 

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⑤パナソニック LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2

 

35mm判換算で85mm F2.4のレンズになるこのレンズは、マイクロフォーサーズの中でも一番開放絞りが明るいレンズになります。中望遠のポートレートレンズをと考えているなら、このレンズ以外の選択肢はないでしょう。

 

このレンズの絞り開放の描写は、25mm F1.4と同様に少し柔らかい雰囲気になります。と言っても、絞り開放から解像度はかなり高いです。もちろん、絞ればさらに解像度が高くなり等倍で見た時でも等倍とは思えないぐらい解像します。AFはオリンパスのPROレンズに比べると少し遅く感じられますが、十分な速さだと思います。

 

商品撮りなどはキヤノンのアオリレンズTS-E 45mmをE-M1で使うことが多いので出番はあまりありませんが、それ以外の背景のボケを活かした写真は迷わずこのレンズですね。

 

このレンズでどの程度背景がボケるのか?というテーマで書いた記事もあります。このレンズが気になる方は是非ご覧になってみてください。

 

 

f:id:photographerti:パナソニック LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2の背景のボケ量

 

番外編

LAOWA 7.5mm F2

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主にプライベート用の超広角レンズとして購入した7.5mm。ご覧のように、卵サイズでありながら重量170gと小型軽量の超広角レンズです。7-14mm PROは良いレンズなのは間違いありませんが、プライベートで持ち歩くには500gは少し重いと感じるのが正直なところ。なので、焦点距離もほぼ変わらない35mm判換算15mmでありながら小型軽量のこのレンズを買いました。

 

写りは、流石に絞り開放では中央以外の解像度は高くありませんが、被写体にグッと寄って撮影する場合は主役を端っこに配置しない限り問題ないかと思います。F5.6まで絞れば7-14mm PROに迫る描写になるので、風景撮影では問題ありません。距離目盛もあるので、ピント合わせの手間が省けるのもありがたいですね。

 

ただ、電子接点がないので絞り値等は反映されませんし、手振れ補正時の焦点距離の入力も手動です。歪曲収差も補正されないので建築撮影等では手動での補正が必要になりますが、建築撮影以外では補正も容易なので問題はないでしょう。

 

AFを多用した撮影は不向きですが、距離目盛を使ったパンンフォーカスやスナップを撮るようなケースではかなり魅力的なレンズになると思いますよ。

 

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14-150mm

プライベートで小型軽量を優先させたい時によく使うのがオリンパスの14-150mm

 

 

屋外で荷物を軽くしたい時、頻繁なレンズ交換ができない時なんかはこのレンズをよく使います。

 

PROレンズではない高倍率ズームなので等倍でもシャープとはいきませんが、鑑賞距離ではまずまずシャープです。そして、このレンズを使ってみて驚いたのが、AFがかなり早いということ。AF-Sで使う分にはPROレンズに迫る速さです。そして、E-M1との組み合わせならそのAF速度が活きてくるのかC-AFもそこそこいけます。時速50キロ程度で走ってくる車ぐらいなら高確率でピントが合い続けますので、ちょっとした動体撮影はこのレンズでも対応できますね。

 

※E-M1の動体撮影は、設定を最適化してやらないと本量を発揮できません。詳しくは《知らないと追従しない初代E-M1の動体撮影の設定(H29/10月更新)》で解説していますので、E-M1で動体撮影を行いたい方は是非ご覧下さい。

  

また、防塵防滴なので悪天候の時でも安心して使うことができ、最大撮影倍率が0.44倍とちょっとしたマクロ撮影もこなせるのも嬉しいメリットです。ちなみに、このレンズは285gととても軽量にも関わらず全体的な性能が高いので、軽量化を図りたい時は本当に頼りになります。ただ、造りは頑丈とは言えないので取り扱いだけ雑にならないよう注意が必要です。

 

パナソニックのカメラをお使いの場合は、防塵防滴が必要ないならパナソニックの14-140mmの方がいいかもしれません。パナソニックの14-150mmも最大撮影倍率が0.5倍とハーフマクロレベルなのでオススメですよ。オリンパスとパナソニックはマウントが同じなのでレンズを共有できるとは言え、動体撮影等を行うならなるべく純正の組み合わせの方がいいです。

 

f:id:photographerti:オリンパス14-150mmのマクロ撮影

f:id:photographerti:オリンパス14-150mmの動体撮影の作例

 

ノクトン 25mm F0.95

現在は25mm F1.2をメインに使っていますが、マニュアルレンズのノクトン25mm F0.95を使っていたことがあります。このレンズの特徴は、絞り開放の描写が柔らかいことです。25mm F1.2と比べても半段ボケ量が多いこともあり、また球面収差が残っているので絞り開放では弱めのソフトフィルターを使っているような印象です。

 

少し絞れば柔らかい印象が抜けていき、同時に解像度がどんどん上がってキリッとシャープな写りになります。良い意味で二面性を持ち合わせたレンズですね。

 

電子ファインダーで撮影できるE-M1なら、ピーキング機能や拡大機能を使うことで正確なピント合わせができます。先ほどは25mm F1.2をオススメしていましたが、動く被写体を撮影することがない、絞り開放の柔らかい描写が好みならこのレンズもオススメの一本です。

 

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ノクトン 42.5mm F0.95

マイクロフォーサーズの中望遠レンズは、パナソニックの42.5mm F1.2を使っていましたが、その後マニュアルレンズであるノクトン 42.5mmに。F0.95とF1.2は半段程度の差ですが、ノクトンの方がボケ味が柔らかいせいか半段以上にボケた雰囲気で写ります。

 

ノクトン25mmと傾向は似ており、絞り開放ではふんわり柔らかく、少し絞るだけでキリッと写るのでその描写性の違いを活かして撮影できますね。

 

その後撮影スタイルの見直しで、中望遠レンズはより小型軽量な45mm F1.8を持ち歩くようになりましたが、この描写は魅力的です。

 

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ちなみに、普段持ち歩くレンズは、

 

・7.5mm

・25mm

・45mm

・40-150mm 

 

ですが、これに加えてGRも持ち歩きます。28mm、35mmはGRで。標準域は25mm、中望遠は42.5mm、と広角から中望遠までは単焦点レンズを使い分けています。GRはカバンの中ではなく、専用ケースにカラビナをつけてベルトに固定しているので、バッグの中は広角単焦点レンズ一本分の空きがでますね。GRをベルトに固定しておくととても便利で、広角が欲しい時にわざわざE-M1のレンズを交換しなくても、そのままサッとGRを取り出して撮影ができます。

 

マイクロフォーサーズの広角単焦点レンズを買うなら、GRを買って腰のベルトに固定しておく方が利便性は良いのでオススメです。

 

実際にマイクロフォーサーズを使ってみて

ここまで、実際に僕が使っているレンズとそのレンズを選択した理由をご紹介してきましたが、如何でしょうか。

 

僕自身が実際にマイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼を使ってきて1番感じていることは、動体撮影専門でない人にとってはミラーレス一眼はメリットがとても大きいということです。全体的にどのレンズもAFはかなり速く画質も良い。人物撮影なら顔認証AFでかなり高精度のAFで撮影できます。マニュアルでピントを合わせる際は、電子ファインダー内で即拡大されピントが合っている場所は色で教えてくれるMFアシスト機能があり、止まっている被写体に対してはほぼ正確なピント合わせが可能になります。マニュアルレンズの場合でも、ピーキング機能をオンにするだけでほとんどのシチュエーションでピント合わせが可能です。また、一眼レフで悩まされる前ピン後ピンの問題がミラーレスでは発生しないので、撮影者が上手く使いこなせばAF精度は一眼レフ以上になります。

 

なので、カメラ選びの相談を受けた際も、動体撮影を行わないならミラーレス一眼を勧めることが多いです。ただ、ミラーレス一眼で動体撮影を行うとなるとコストが高くなる選択肢しかありません。その点、一眼レフなら構造上動体撮影に向いている為低コストの機材でもそこそこの撮影ができるので、相談者の予算次第では一眼レフをオススメすることもあります

 

ただ、ペンタックスはAEセンサーでコントラストAFを行う特許を出しているので、もしかしたら将来的に一眼レフでも位相差AFとコントラストAFを併用できるカメラが開発されるかもしれませんね。そうなれば、一眼レフもミラーレス一眼もAFの面ではあまり差が無くなります。その頃にはミラーレス一眼も様々な性能アップや新機能を搭載してくると思いますので、将来のカメラがどうなっているか楽しみです。

 

※最後の写真はGRでスナップした息子です。

f:id:photographerti:RICOHのGRで撮影した動体撮影の作例