マイクロフォーサーズの手引き

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高性能オリンパス E-M1 Xが一世代前のフルサイズ画質に?



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最近のオリンパスの動向を見ていると、次に発表されるミラーレス一眼はE-M1 Xのようです。機種名からも推測できるようにこのカメラはオリンパスのミラーレス一眼として本当のフラッグシップモデルとなりそうですが、その性能は驚くものになっています。

 

  • AFはα9やD4sと同等以上。
  • E-M1 MarkⅡから2/3〜1段ほど改善した画質。
  • 最大7.5段の手ぶれ補正。
  • ブラックアウトしない業界EVF。
  • 動く木々にも対応する手持ちで50MPのハイレゾモード。
  • 三脚使用時には80MPのハイレゾモード。
  • GH5sと同等の動画。
  • ライブND機能による、外部フィルター無しにスローシャッター効果。
  • UHS-II対応のデュアルSDカードスロット。
  • 進化したダストリダクション。
  • 1回の充電で2580枚撮影可能なバッテーリーシステム。

※イメージセンサーの有効画素20.4MP、AF・AE追従で秒間18コマ。

※引用元:オリンパスE-M1Xの詳細スペック - デジカメinfo

 

正直、いつかはこうなると思っていました。が、E-M1 MarkⅡの性能を見ているとまだもう少し先かな?と思っていたんですが、思ったよりも早い性能アップです。いろいろ気になる項目がありますが、とりあえずとくに気になっている部分を解説します。

 

α9やD4sと同等以上のAF性能

オリンパスE-M1XのAFはα9と同等かそれ以上で高感度性能も大幅に改善? - デジカメinfo

 

こちらの記事で気になったのが、

 

コンティニュアスAFは、間違いなくソニーα9や私のD4Sと同等かそれ以上だ。 

 

という部分、間違いなくと断言しながらも同等かそれ以上とコメントされているので、少なくともα9やD4sと同等レベルになっているのではないかと推測ができます。

 

E-M1 Xには、様々なAFターゲットモードやインテリジェント被写体追尾機能を持つ全く新しいアダプティブAFが採用されるようです。処理速度はE-M1 MarkⅡの2倍となり、新しく追加されたCPUはコンティニュアスAFで必要とされるDeep AIの進化の為に用いられるようなので(参照:オリンパスE-M1Xに関するいくつかの追加情報 - デジカメinfo)、今後のアルゴリズムのアップデートにも期待ができます。登場時点ですでに他社のフラッグシップモデルと同等以上で登場し、さらなるアップデートも期待できるとなると、AF性能を求める一眼レフユーザーの人にもとって非常に大きな訴求となるはずです。

 

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E-M1 MarkⅡから2/3〜1段改善=一世代前のフルサイズ画質

個人的に一番気になっているのは画質の進化です。こちらで、

 

E-M1XのISO2500は、E-M1 Mark II のISO1600よりも良く見える。

 

という内容が見られます。ISO1600とISO2500は2/3段の差がありますが、この差でもE-M1 Xの方が良く見えるということは2/3段以上は改善していることになり、1段の改善には及ばないかもしれませんが限りなく1段の改善に近いと読み取れます。

 

DxomarkでのE-M1 MarkⅡの高感度性能のスコアはISO1312ですが、ISO800から1/3段ずつ設定を変えると

 

  • ISO 800
  • ISO 1000
  • ISO 1250
  • ISO 1600
  • ISO 2000
  • ISO 2500
  • ISO 3200

 

となります。E-M1 MarkⅡのスコアはISO 1312なので、一番近いのがISO1250。ここから1段分改善したと考えるとISO2500になります。2/3段以上、1段未満の改善と考えると、ISO2300ぐらいのスコアが予想されます。

 

ここでキヤノンのEOS 5D MarkⅢのスコアを見てみると2293です。現行型の5D MarkⅣでは2995となっていますが、一つ前の世代の5D MarkⅢとは同等です。ただ、これはあくまでコメント通りに考えた場合。正直そんなに一気に進化するのか?という疑念はあるので、少し控え目に考えてISO 1800〜2000ぐらいの可能性もあります。そうなると、5D Mark ⅡのISO 1815と肩を並べることになります。

 

どちらにせよ、E-M1 MarkⅡから大きく進化しているのは間違いないでしょう。個人的にはE-M1のAF性能でも仕事に支障はないので、AFの前に画質の進化を切望していましたが、E-M1 MarkⅡは買い替えを悩んでいました。ですが、E-M1 Xの性能なら買い替えは大いに検討できます。僕としては、この画質で登場するE-M1 MarkⅢが本命ではありますが...(笑)

 

あと、高感度性能が伸びるのはありがたいですが、マイクロフォーサーズの弱点は高感度ではなく低感度なので、低感度がどこまで改善しているかも気になるところです。E-M1 MarkⅡは高感度が改善されても低感度は大きく改善しなかったので、E-M1 Xの低感度のシャドウノイズがどこまで改善されているか。要チェックですね。

 

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世界一の手ぶれ補正を

さて、残りの項目はサクッといきたいと思います。

 

E-M1 MarkⅡでは、最大6.5段分の手ぶれ補正を謳っていました。レンズ内手ぶれ補正と組み合わせることで、数秒のシャッター速度でも手持ちで撮ることができる。そんなどのメーカーも実現していない世界を切り開いたE-M1 MarkⅡですが、さらに1段分手ぶれ補正の性能がアップしているようです。

 

6.5段分で数秒の手持ち撮影が可能となりましたが、その安定性がさらに増すといった感じでしょうか。もしかしたら、10秒の手持ちも楽々撮影できる、なんて機能だったら凄いとしか言いようがありません...

 

手持ちハイレゾモード

50MPなら手持ちでハイレゾモードの撮影が可能になるということですが、ハイレゾモードで撮影した写真は通常のものと比べてダイナミックレンジもノイズも良好になります。つまり、通常の画質が一世代前のフルサイズになった上にハイレゾモードで高画質になるということは、おそらく現行型のフルサイズ機と同等以上になってくると思います。

 

ただ、手持ちハイレゾモードにどれだけの制限があるかです。発表が近いので、手持ちハイレゾの実用性がどの程度のものなのか?要チェックです。

 

UHS-Ⅱのデュアルスロット

これは何気に嬉しい機能ですね。確か、デュアルスロットで片方はUHS-Ⅱに対等しているが、もう片方は対応していないという機種が多かったと思いますので、個人的には魅力的です。

 

1回の充電で2580枚のバッテリーライフ

E-M1 Xは、バッテリーグリップ一体型の大きなフォルムです。それ故、バッテリーライフは向上して当たり前ですが、2580枚は消費電力の改善が伺えます。バッテリー自体はE-M1 MarkⅡと同じようですが、E-M1 MarkⅡは1つのバッテリーで950枚低消費電力撮影モード時です。単純に二つ使うとしたら1900枚になるので、E-M1 MarkⅡから少し改善していると思われます。

 

この技術で、1つのバッテリーで1200枚撮影できるE-M1 MarkⅢに期待です。

 

進化したダストリダクション

あと、地味にありがたいのがイメージセンサーのダストリダクション機能。これも1段階進化するそうです。初代E-M1でも、1年に数回ゴミが見つかるかどうかのレベルなので安心して撮影できていますが、E-M1 Xでは数年使っても1度もゴミがつかないレベルになっているかもしれません。

 

その他のメーカーはレンズ交換する度にゴミの付着が増えていくと聞くこともありますが、また一歩オリンパスが先をいった感じですね。

 

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E-M1 MarkⅡを見送った方はどうする?E-M1 MarkⅢを待つか?E-M1 Xを買うか?

E-M1 Xの凄さは十分に伝わったかと思いますが、頭を悩ませるのはE-M1 MarkⅢがいつどんな性能で登場するか?ということ。個人的には、E-M1 MarkⅡをベースに画質だけE-M1 Xというカメラで撮影できれば一番ありがたいので、E-M1 Mark Ⅲを待ちたい気持ちもあるのですが、E-M1 MarkⅢがE-M1 Xと同等かどうかは分かりませんし、いつ登場するかも分かりません。E-M1 Xが登場する前に、悩みの種は尽きないです...