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写真上達でお悩みの方の駆け込み寺

初心者の方、独学や教室で上達しないとお悩みの方を専門に指導を行う写真講師のブログです

一眼レフからミラーレス一眼に変える人が多い理由


2008年後半。パナソニックが新しいタイプのカメラを販売しました。それが、ミラーレス一眼です。ミラーレス一眼は、一眼レフに使われているミラーを省くことで、従来の一眼レフよりも大幅にカメラの小型軽量化が可能になりました。

 

発売当時はプロのカメラマンやハイアマチュアの方からはサブカメラとして、又はちょっと持ち歩く時用に買われることが多かったですが、発売から7年経った今ではメインでミラーレス一眼を使う人が増えています。僕もずっとキヤノンの一眼レフを使ってきましたが、今年に入ってオリンパスのミラーレス一眼に変えました。今ではプライベートでも仕事でも、ミラーレス一眼で撮影しています。

 

では、なぜ一眼レフからミラーレス一眼に変える人が増えたのか?今回はその理由について考えてみたいと思います。

 

 

実用的な上位機種の発売

f:id:photographerti:オリンパスとパナソニクが最初に発売したミラーレス一眼

※画像はオリンパスのニュースリリースより

 

このカメラは、オリンパスがミラーレス一眼の発売を発表した時のカメラです。ご覧頂くと、ファインダーは内臓されていないタイプのカメラです。一般の方ではこのようなカメラを持っている方も多いのでより馴染みのある形かと思います。しかし、下記の画像のような上位機種として電子ファインダーが採用されているカメラもあります。

 

f:id:photographerti:オリンパスのミラーレス一眼O-MD E-M1

※画像はオリンパス E-M1の製品ページより

 

こちらは僕が普段から使っているカメラですが、このように電子ファインダーが内臓され、2ダイヤル式でファンクションボタン(機能が割り振れるボタン)が豊富な使い勝手の良い上位機種のカメラが販売されたことで、一眼レフと同じ土俵で選択されるようになりました。

 

もちろん、使い勝手の向上だけでなく、性能面も底上げされてきました。ミラーレス一眼が販売当時は、上位機種であってもまだまだ一眼レフの代わりにはなれない性能でしたが、現在の上位機種は一眼レフと比べても負けず劣らずな性能になってきます。用途次第では、僕みたいにメリットの方が大きく、メイン機材をミラーレス一眼に全て変える人も増えてきています。

 

また。上位機種になっても一眼レフと比べ小型軽量になります。とくに、レンズを数本持ち歩くとなると機材の重さは気になるもの。僕みたいに機材をなるべく小型軽量にしたいという人にとっては、実用的で小型軽量なカメラは見逃せません。

 

安定したAF精度

一眼レフとミラーレス一眼のAF方式は違います。一眼レフは位相差AFと言って、AF速度は速く動体撮影も得意な方式です。一方、ミラーレス一眼はコントラストAFという方式で、位相差AFに比べて速度は遅く動体撮影が苦手なものの、止まっている被写体なら位相差AFより精度を高められるという特徴があります。

 

さらに、一眼レフにはカメラとレンズの組み合わせ次第ではピントのズレが生じるというデメリットがあります。これは、メーカーへ送って調整してもらったり、カメラの機能を使って調整することで誤差を少なくすることができますが、ミラーレス一眼ならこの心配がありません。

 

ミラーレス一眼が採用しているコントラストAFという方式は、カメラが実際に映像を調整しながらピントの合っているところを探していきます。なので、カメラとレンズの組み合わせ次第でピントのズレが発生するということがないのです。

 

コントラストAFは、理論的には位相差AFより速度は遅くなりますが、近年のコントラスAFはかなり早いです。その上精度は位相差AFよりも正確となると、動体撮影をあまりしない人にとってはミラーレス一眼を選択する十分な理由になるでしょう。ちなみに、最近のミラーレスは上位クラスのレンズと組み合わせることで動体撮影もかなり対応できるようになりました。

 

 

初心者の方や写真を気軽に楽しみたいという一般の方にとってはあまり気にならないかもしれませんが、本格的に取り組んでいる人やプロにとってはピントのズレはなるべく避けたいもの。腕の問題もありますが、選択するカメラによってピントがズレる確率が下がるようなら、価値のある選択となります。 

 

僕も、オリンパスのE-M1に変えたことでピントがズレる確率が大幅に減り、一眼レフを使っている時よりも安心して撮影することができるようになりました。僕の場合はカメラマンとして撮影の仕事もあるので、ピントのズレが少ないことはとてもありがたいことですね。最近では、プロのカメラマンこそミラーレス一眼を使ってほしいと思う程です。

 

※こちらの記事で、カメラマンが使うならというテーマで書いています。よろしければ併せてご覧ください。

 

また、電子ファインダーならピントリングを拡大するだけでフォーカスエリアを拡大してくれます。ピントが合っているところのコントラストが大きくなり黒色や赤色で表示しれくれるピーキング機能を組み合わせれば、ピント合わせもとても楽になります。コントラストAFの特性の組み合わせで、ピント精度はかなり高くなりますね。

 

とくに、顔認証AFの精度もかなり高いので、背景のボケ量が大きくなっても安心して人物撮影に挑むことができます。

 

レンズの充実 

近年では、ミラーレス一眼でもプロ用のハイスペックレンズが揃っています。F2.8通しの超広角、標準ズーム、望遠ズームレンズもあり、これらのレンズと上位機種なら動体撮影もかなり対応できるようになりました。プロレンズと上位機種のカメラの発売でミラーレス一眼に乗り換える人が増えましたね。

 

また、2008年にパナソニックが、2009年にはオリンパスがミラーレス一眼を発売した当時は、レンズの選択肢がまだまだ少なかったのですが、徐々に増えて2012年~2013年頃にはプロレンズが登場。その他のレンズも選択肢が豊富になってきたので、欲しいレンズがないということが少なくなりました。

 

マイクロフォーサーズならフルサイズよりも高画質になることも


こちらの記事で詳しく解説していますが、フルサイズはマイクロフォーサーズに比べて約2段分の高感度性能の優位性があります。しかし、フルサイズとマイクロフォーサーズの被写界深度の差は2段となり、マイクロフォーサーズなら常に2段分絞りを開けることができます。つまり、ISO感度を2段分下げられるということです。これにより、フルサイズの優位性は相殺されてしまいます。

 

その上、マイクロフォーサーズの方が手振れ補正が強力なのでマイクロフォーサーズの方が高画質になることも多々あるのです。

 

三脚撮影や動いている被写体の動きを止めるような撮影ではフルサイズの優位性が目立つことが多いですが、マイクロフォーサーズでも同等以上に撮れるシチュエーションは多々あります。

 

デメリットよりもメリットの方が多くなったミラーレス一眼

ミラーレス一眼を選択する場合の前提条件としては、小型軽量が挙げられます。大抵の人が小型軽量を求めてミラーレス一眼を検討しますが、今まではちょっと気軽に撮る時にしか使えないケースが多かったです。

 

しかし、小型軽量であっても実用的な性能になり、レンズの選択肢も充実してきたことから一眼レフからミラーレス一眼に乗り換える人が増えました。

 

しかし、デメリットもまだあります。

 

プロレンズと上位機種のカメラでないとまともな動体撮影ができない可能性大

一眼レフなら、値段の安い一眼レフと望遠レンズでもある程度動体撮影を行うことができます。ですが、ミラーレスなら動体撮影を行う為の機材を揃えようとすると20万円以上かかることも。 

 

小型軽量になると背景のボケ量が少ない

オリンパスとパナソニックは、他メーカーのミラーレスや一眼レフよりも背景が少しボケにくいです。その為、背景をボカしかしたい時にイメージ通りのボケが得られない可能性があります。

 

具体的には、フルサイズでF2.4以下の設定で撮りたいならフルサイズをオススメします。マイクロフォーサーズならフルサイズのF2相当のボケ量で撮れるレンズがありますが、フルサイズでF1.4の絞り値で撮影したいなら選択肢はありません。ただ、マイクロフォーサーズ等で背景のボケるレンズは少し高価なことが多いので予算がないと手が出しづらいかもしれません。

  

人によっては電子ファインダーが合わない?

電子ファインダーは目が疲れやすい可能性があります。僕の場合は、オリンパスの環境光によって電子ファインダーの明るさを変えてくれる機能があり、視度調整をきちんと行うことで目の疲れが気になることがなくなりました。とくに、視度調整がズレていると光学ファインダーよりも目が疲れやすいので要注意です。

 

バッテリーの保ちが悪い

小型軽量のボディになるとバッテリーも必然的に小さくなります。なので、1つのバッテリーで撮れる枚数がどうしても少なくなるので、1つのバッテリーでなるべく多くの枚数を撮りたいという場合は、一眼レフの方がいいかもしれません。

 

オリンパスのE-M1では、気温15度〜20度、1分スリープで撮らない時は電源オフ等の節約、ずっと手持ちで6時間で1200枚程撮影した時のバッテリーは、約50%の減りなので実用的ではあります。

 

 

近年はメリットも大きくなってきたので一眼レフからミラーレス一眼に変える人も多くなってきましたが、以上のようなデメリットもあるのも事実です。

 

全ての要素を満たしたカメラは存在しませんが、撮影スタイルによって選択できる幅は広がったと思うので、自分に合ったカメラを選びたいですね。

 

 

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