マイクロフォーサーズの手引き

E-M1ユーザーのカメラマンがマイクロフォーサーズを中心に書いていきます

一眼レフを中古で最も安く買う方法




カメラやレンズの中古市場は大きく、大抵は購入希望のものが中古で買えたりします。新品同様であっても、中古というだけで値段も少し安くなるので、お得な買い物になりますね。このページをご覧のあなたも、1度は中古で探してみようと思ったことがあるはずです。そこで今回は、中古市場の中でもよりお得に買い物ができる方法と購入時の注意点をご紹介します。

 

1番お得なのはヤフーオークション

 
機種別に細かく見れば変わらないものもありますが、全体的に見ればオークションの方がお店に売るよりも高く売れ、お店で買うよりも安く買える機種が多くあります。値段が高めのものは、その差が数万円になることも。
 
では、実際にどれぐらい差があるのか?まずは、お店の販売価格とオークションでの落札相場を比較してみましょう。
 
 

買う値段の比較

 
まずは、カメラのキタムラでオリンパスのミラーレス一眼、E-M1と12-40mmのレンズキットの値段を見てみます。
 
 

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一番安いのでも121,980円。程度の差によっても値段は変わりますが、キタムラでのAB品は「外観に多少のキズや擦れなどがあるが、正常作動するもの」となっているので、よく見たら使用感が見られるものの比較的綺麗な一般的な中古品でしょう。
 
 
 

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出品内容を見てみても、大体がキタムラのAB品ぐらいのが多かったです。ですが、値段に関しては少し差がありますね。オークションはお店の出品商品の場合、時々落札価格+消費税がかかることもあったり、落札価格には送料が含まれていないケースもありますが、それでもオークションの方が安く買えると思います。
 
個人販売の場合は、予備バッテリーやメディア等のオマケがついているものもあります。オマケが充実している出品商品は人気があるので落札価格も高めになりやすい傾向がありますが、それでも自分で買っていることを考えるとけっこうお得だったりしますね。
 
 
もう1つ、キヤノンのデジタル一眼レフの70Dを見てみましょう。キタムラの中古販売のページを見てみると、
 
 

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一方オークションの落札相場を見てみると、
 
 

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全体的にやはり安いです。オークションの出品内容を見てみると、キタムラと同じB品(外観に比較的目立つキズや擦れ、テカリなどがあるが、正常作動するもの)が多いですが、同じ程度なのに値段の差が1万円以上なのは大きいですね。
 
 
では、もう1つ。フルサイズのデジタル一眼レフとしても人気の高いニコンのD750を見てみましょう。まずは、キタムラの中古価格
 
 

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続いて、オークションでの落札価格

 

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オークションの出品内容を見てみると、一番安いものは少し程度が低いものでした。キタムラの中古の程度を同じぐらいで見てみれば14万円ぐらいでしたが、それでも2万円の差があります。

 

売る値段の比較

 
では続いて、カメラ等を売る時の値段を比較してみましょう。 
 
「一眼レフ 中古」と検索すると、広告のところにカメラのリサマイさんがでてきました。
 
 

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 こちらのサイトで、デジタル一眼レフの買取実績を見てみると、
 
 
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一番左の【EOS 60D EF-S 18-135 IS レンズキット】が43,000円で買い取られていま
す。では、この機種をヤフーオークションで検索して見てみると、  
 
 
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オークションでは、最低でも53,000円で買い手が見つかっています。ヤフーオークションでは出品したものが落札された際に落札システム利用料が8.64%かかりますが、それでもお店で買うよりも高く売れる確率は高いでしょう。 
 
もう一つ、ニコンのD7100を比較してみます。まずは、オークションの落札相場から。 
 

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安くても46,000円程。この相場表で値段の安い3つぐらいのカメラの状態、付属品等を平均してキタムラの無料オンライン査定で商品の状態等を打ち込んでみました。すると、 

 

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ほぼ同じ状態なのに、下取り価格は31,500円。ヤフーオークションで出品し落札されると、落札システム利用料8.64%がかかりますが、それを計算しても42,000円なので、約1万円の差になります。
 
ちなみに、付属品が1~2というのは欠品の数です。
 

オークションで売買する注意点 

如何でしょうか。今回の比較では、買うのも売るのも大体1万円前後の差は出て、値段が高めのD750に関しては2~3万円の差があるものもありました。

 

ただ、オークションでの売買、とくに個人間のやり取りに関しては、その人の過去の評価であったり、説明文や写真をよくチェックしなければいけません。もし、気になる点の記載がなければ、出品者に質問をして確認する必要もあるでしょう。

 

出品するには本人確認手続きとして免許書や保険証を提示し番号を控えられますので、ヤフーオークションでの詐欺等はかなり少ないと思いますが、出品者が商品に関して見落としているものもあります。時々、説明書きにはないけど写真を見ると「これは不良品に近いレベル...」というケースも。

 

買う側にもある程度専門知識があった方がいいのは確かです。しっかりチェックを行えれば、そのリスクも最小限にすることができます。僕は過去に70回程ヤフーオークションの売買を行っていますが、細心の注意を払っているおかげか今のところほとんどトラブルも不良品が届いたという経験もありません。一度だけAF動作不良のレンズを引いてしまったことがあり落札後に修理に出した経験がありますが、トラブルと言えばその一度だけですね。

 

ちなみに、カメラのキタムラは高いからダメということではありません。お店で買うのも、オークションも、それぞれにメリットとデメリットがあります。また、知らないと損をする内容なので、カメラやレンズを中古で買う場合の注意点もあります。詳しくは下記の記事で書いていますので、是非ご覧ください。