マイクロフォーサーズの手引き

E-M1ユーザーのカメラマンがマイクロフォーサーズを中心に書いていきます

写真が上達する方法は地味な基礎の積み重ねしかない




 

今から10年前の2006年10月1日、僕は一眼レフを買いました。しかし、僕は一眼レフという言葉すら知らない程の素人だったので、一眼レフを買っても使い方が全く分からなかったのです。幸い、当時はインターネットでいろいろ調べられる時代になっていたので自分なりにいろいろ調べ、なんとかマニュアル撮影の方法はマスターしました。そしてその頃から、いろいろ調べてはいろんなレンズ等に興味を持つようになっていました。

 

そうです、レンズ沼への入り口です(笑)

 

いろんな人の作例には、その写真がどんなレンズで撮られたかが買いてありました。その頃はまだよく理解していなかったのでしょう、僕は同じ機材を使えば同じような写真が撮れるんじゃないかという錯覚に陥っていました。そして、それが間違いだと気づくまでに約1年かかり、気がついてみればいろいろ買っては売りを繰り返して100万円程のお金を使い込んでいたのです...。

 

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同じ機材を使っても同じ写真が撮れるわけではないと気づいたきっかけ

当時の僕は、機材を買い替えた時の感動や、写真が良くなった錯覚をもう一度味わいたい為に値段の高いレンズや機材を買ってしまいます。当時は高校卒業と同時に大手の工場に就職し、交代制で夜勤もやっていたことから給料もそこそこ良い方で、車も譲り受けて支払うローンもなし。まだ実家に住んでいて生活費を入れるも家賃の支払いはなし。コツコツ貯金もできて毎月のお小遣いもそこそこある。そんな状況で使えるお金があったのが災いの元でした...。レンズ沼の中毒性から抜け出せず、結局1年弱で100万円ぐらい損をしました。しかし、その頃に衝撃的な事実を知りました。

 

当時、一眼カメラシェア率No.1であり、プロの使用率も一番高いキヤノンというメーカーのカタログ写真は、なんと1番値段の安い一眼カメラで撮られていたのです。今でこそ、受講者さんに「写真は撮影者の腕次第です。カメラを変えても写真は変わりませんよ!」なんて言っていますが、当時は驚きを通り越して衝撃でした(笑)

 

これを機会に、カメラやレンズが良くても腕がなければ良い写真は撮れないんだと実感したのです。

 

その時に、学生時代は野球一筋だった頃を思い出し、基礎練習を徹底して繰り返すことの重要性を改めて感じました。その日から、僕は写真の基礎練習は一体何か?と試行錯誤し、実践していったのです。その結果、カメラマンとしては8年目、写真講師としての活動は6年を超え受講生も730名以上になりました。

 

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何事も地味な基礎の積み重ね

写真に限りませんが、何かで上達するには基礎の繰り返しが不可欠です。スポーツ選手だって、プロになってからも基礎の積み重ねですよね。写真も、同じように基礎練習の積み重ねが必要なんです。

 

ちなみに、基礎練習を繰り返しても写真の上達スピードは人によって変わります。これは一般的に個人差で片付けられますが、実は○○認識能力の違いです。この能力の違いにより上達スピードに違いが出てくる為、僕の講座では写真の基礎練習を伝えると同時に○○能力の鍛え方についても触れています。上達スピードの遅さを完全に無くすことはできませんが、上達が早い人の大多数はこの○○認識能力が高いという特徴がありますので、個人差を縮めるには必ず必要な能力になってきます。

 

さて、写真が上達するには基礎練習の繰り返しと○○認識能力を鍛えることとお伝えしました。本当に、たったこれだけです。その他の知識やテクニックは、時間に余裕がある時に少しずつ知っていけばOKです。知っておけば撮影で役立つ時がありますので。しかし、一番重要なのは基礎の繰り返しです。基礎の繰り返しを意識して行えば、必ず上達していきます。

 

余談ですが、僕の講座では最低限のカメラの使い方をお伝えしますが、テクニック的な話はほとんどしません。終わり間近、質問されたら答える程度です。なぜなら、テクニックは表現の幅を広げるものであり、その広げる元がなければ活かしようがないからです。そして、その広げる元というのが基礎練習によって培われる基礎スキルですね。

 

基礎もしっかりできていないのにテクニックばかり学んでも、テクニックを活かせる環境、又はテクニックを活かした写真しか撮れなくなります。そうではなく、どのような環境でもどのような被写体でも、その場その場で自分で考えて自分なりの答えを導き出せるようにならなければいけません。その為には、基礎練習の繰り返ししかないのです。

 

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