マイクロフォーサーズの手引き

E-M1ユーザーのカメラマンがマイクロフォーサーズを中心に書いていきます

一週間でピアノを流暢に弾くという課題は難しいですか?カメラも同じです

近年、写真を趣味にしていろんなカメラやレンズを変われる方が増えています。カメラも、小型軽量な高級コンパクトやミラーレス一眼が普及したことで、女性のユーザーもよく見かけるようになりました。それに伴い、写真講座・教室も増えています。僕が住む滋…

PhotoshopでRAW現像時の基本補正はキーボード操作の方が楽になる

写真を撮った後はRAW現像をする。そんな人も多いかと思いますが、あなたはマウスを使ってRAW現像していますか?僕も以前はマウスを使っていました。しかし、ある時現像時のキーボード操作の快適さに気付いてしまってから、RAW現像時はマウスを使う頻度が激減…

一眼レフは新品、ミラーレス一眼は中古を勧める3つの理由

フランジバックのズレによるAF精度の変化 一眼レフなら機械部品が多く、ミラーレスなら少ない機械部品の耐久性も温存できる ミラーレス一眼の中古は【今までちゃんと動作してきたという証】にもなる まとめ カメラを買ったことがある、又はこれからカメラを…

ノクトン 25mm、42.5mm F0.95で花を撮ってみる

マイクロフォーサーズ用のMF単焦点で、絞り開放F0.95のレンズは4本あります(メーカーHPはこちら)。 10.5mm(21mm) 17.5mm(35mm) 25mm(50mm) 42.5mm(85mm) ※()内がは35mm判換算 この中で僕が所有しているのは25mmと42.5mmですが、どちらも絞り開放…

EVFのピーキングと拡大の使い分けを3つのシチュエーション別に解説

①ピーキングだけでピント合わせが容易になるのは輪郭がはっきりしている被写体 ②拡大するとピーキング機能の表示範囲が無くなってしまうケース ③拡大機能が便利な距離感と不便な距離感 まとめ ※この記事は、初代E-M1を使うことを前提とした話です。他の機種…

知識はあるのに写真が上達しない人が見逃す3つの習慣

試行錯誤の習慣 道具を手足のように扱う習慣 日常の光景で構成を考える習慣 良くも悪くも習慣は抜けない 写真が上達する人とそうでない人。その違いは何なのか?このブログでも度々触れてきたかもしれませんが、改めて僕が受講生さんを見て感じている写真が…

写真が上達する為に必要なたった1つの才能?

以前僕は、正しいトレーニングを積めば多くの方は写真がある程度上達すると考えていました。ただ、ある方の一言でこれは間違いかもしれないと思うようになってしまったのです。その一言とは、プロ棋士である羽生氏のこの言葉でした。 何かに挑戦し確実に報わ…

7-14mm PROと12-100mm PROでお祭りを撮る

今回の撮影記は、多賀のお祭り「古例大祭」。 ※お祭りの詳細はこちら 「古例大祭」は、鎌倉時代の古記録にも現れる多賀大社年間の最重儀で、「多賀まつり」あるいは騎馬多数の供奉が行われることから「馬まつり」とも呼ばれているそうです。 さて、今回のお…

数年後の一眼カメラ市場 〜 ニコンが転けてペンタックス・ソニーは飛躍するのか《2018.8.26_更新》

前置き 一眼レフが衰退しミラーレス一眼が繁栄する時代に各社がどう動くか? キヤノンは既存のEFマウントでのミラーレス化? ソニーは一眼レフのトランスルーセントミラーシステムを成熟させられるか? α9とα7RⅢ、そしてα7Ⅲでキヤノン・ニコンのプロユーザー…

写真が上手な人が実践するカメラを持たない時間の過ごし方

写真に限った話ではありませんが、練習時間と上達の度合いはある程度比例していきます。ですが、そう言うと 【趣味でカメラを手にする時間には限界がある】 と思われる方は意外と多いです。しかし、写真の場合カメラを持たなくても練習することができます。…

《撮影記》天寧寺の五百羅漢

彦根市にある天寧寺。僕は歴史のことはよく分からないので(笑)。天寧寺のことは、滋賀の観光情報を扱うビワイチからの引用です。 城下町を一望できる丘の上にある曹洞宗の寺。秋になると萩の花が咲き、別名萩の寺ともいいます。井伊直中(なおなか)が、腰元…

12-100mm F4 PROの実測4.5段の手ぶれ補正とズーム全域高画質に驚く

オリンパスから発売されている12-100mm F4 PRO。 出典:交換レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 交換レンズ M.ZUIKO PRO | オリンパス このレンズが注目されている理由は、 35mm判換算24-200mmをカバーしながらもズーム全域で絞り開放から隅…

E-M1のカスタマイズ【マニュアルフォーカス編】

こちらの記事では、E-M1が使いやすくなるカスタマイズについて解説しましたが、その後にマニュアルフォーカスのレンズを導入したので、マニュアルフォーカスを使うことを想定したカスタマイズを考えてみたいと思います。 ピーキング 拡大 ISO感度 AEロック …

パナソニック25mm F1.4からノクトン25mm F0.95に変えた理由

E-M1ユーザーの僕は、標準単焦点レンズとしてパナソニックのLEICA DG 25mm F1.4を所有していましたが、先日ノクトン 25mm F0.95に買い替えました。元々、フルサイズの一眼レフで50mm F1.4のレンズを使っていた時もF2.4ぐらいに絞っていたので、パナソニック…

PEN-Fを早々に手放しE-M1の操作性の良さを再確認した話

こちらの記事で、E-M1 MarkⅡとPEN-Fのどちらを買うかを悩んだ結果、PEN-Fを買ったことをご紹介しました。しかし、購入後早々に売却することになりました。理由は、とても使いにくかったからです。 ※最初に断っておきますが、この記事で書くことはあくまでPEN…

E-M1ユーザーの僕が、E-M1 MarkⅡではなくPEN-Fを購入した理由

※注意:この記事ではPEN-Fを買った理由について書いていますが、残念ながらPEN-Fは購入後早々に手放しました。その理由は下記の記事をご覧下さい。 オリンパスのE-M1ユーザーである僕が、E-M1 MarkⅡではなくPEN-Fを買ったと言ったら驚く方もいるかもしれませ…

カメラ選びの基準はコントラストAFとボディ内手振れ補正が使えること

僕自身がカメラを買おうかなどうしようかなと思う基準として、2つの要素があります。それが ・コントラストAFが使えること。 ※又は、ソニーのα99Ⅱのように像面位相差AF優先でピント合わせを行えること。 ・ボディ内手振れ補正が搭載されていること。 という…

利き目が左の人にオススメしたい小型軽量のミラーレス一眼カメラ

カメラのファインダーを覗く時、あなたはどちらの目で覗きますか?これは本当に人それぞれで、右目だったり左目だったりバラバラです。ちなみに僕は左目なんですが、左目で覗く人にとって厄介なのは、背面のモニターを指でスライドさせてAFエリアを変更する…

SONYのEマウント(APS-C)がマイクロフォーサーズより小型軽量な件について

出典:α6500 特長 : 高い信頼性と進化した操作性 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー 小型軽量を謳うマイクロフォーサーズ。しかし、ソニーのEマウントが意外と小型軽量なのはあまり知られていないかもしれません。全体的なレンズラインナップや防…

これだけは知っておきたいマイクロフォーサーズのメリットとデメリット《2017.11.5_更新》

E-M1を2年以上使ってきて、最近とくにマイクロフォーサーズのメリットデメリットがよりはっきり分かるようになってきたのでまとめてみたいと思います。 フルサイズの高感度性能の優位性を相殺する被写界深度の深さに加え、フルサイズよりも効きの良い手振れ…

キヤノンがEFマウントのミラーレス一眼でシェア拡大を図る日

デュアルピクセルAFが将来の一眼レフに与える影響 既存のマウントでミラーレス化が遅れた一眼レフメーカーは... キヤノンは、他社にはない全画素を像面位相差AFにできるデュアルピクセルAFという技術を開発しています。趣味で写真を楽しむ人の間では、画期的…

写真上達を目指すなら避けては通れない《感性 × 科学》の世界

写真は感性と科学の融合。 そんな言葉を聞いてピンとくる人は多いかもしれません。そうです、世界的にも有名な写真家であるケント白石氏が以前から発信されている言葉です。このブログをご覧の方は気づいていらっしゃるかと思いますが、僕もずっと同じような…

E-M1の顔認証AFをオンにした方がいいケースとオフがいいケース

E-M1を使ってきて実感しているのは、AF精度の高さです。カメラに対してほぼ平面になっている被写体はまず外しません。被写体が斜めになっている場合は、稀にピントが意図したところから若干前後にずれる可能性もありますが、撮影者自身がピントを合わせる場…

マイクロフォーサーズのF1.2はどれぐらいボケるのか?《2017.11.7_更新》

度々このブログでは、マイクロフォーサーズのF1.4はフルサイズのF2.8のボケ量とほぼ同じ、つまりフルサイズとマイクロフォーサーズのボケ量の差は2段とお伝えしてきました。なので、マイクロフォーサーズでF1.2ならフルサイズでF2.4の絞り値になります。そう…

E-M1の操作性が抜群によくなる個人的カスタマイズ《2018/2/21_更新》

最初に基本的な設定を紹介 上面のボタン 背面のボタン レバー 動体撮影時はボタン1つでマイセットを呼び出し 最後に E-M1を使って実感するのは、とても操作性が良いことです。商品撮影をするにしても、ポートレートを撮影する際も、静物を撮る際も、とても快…

フォトショップCCのRAW現像、白黒レベルとシャドウ・ハイライトの使い方

プロのカメラマンは必ず利用するフォトショップCC。プロ用のフォトショップは数年前まではパッケージ版といって、購入したらCDが手元に届き、そのCDでパソコンにソフトをインストールする仕様だったのですが、今はインターネット上で申し込めばそのままネッ…

《撮影記》シンガーソングライター松浦陽子さんのコンサート

// 先日、シンガーソングライターの松浦陽子さんのコンサートの撮影に行ってきました。陽子さんが年末に大きなコンサートをされるようになって今年で3年目になりましたが、1年目は観客として、昨年の2年目はカメラマンとして参加しており、今年もカメラマン…

《撮影記》鶏足寺(旧飯福寺)の紅葉

滋賀県の紅葉と言えば、湖東三山、永源寺、石山寺、彦根城等々、有名なスポットがいくつもありますが、北の方で有名なのが鶏足寺。先日、ここに撮影に行ってきたのでご紹介します。 テレビで紹介されてから有名に 場所で言うとこの辺です。 ナビで検索して訪…

自社で商品や料理を撮るなら撮影ボックスよりストロボに傘セットがオススメ

撮影ボックスは大きさが限定される 撮影ボックスでは撮れる写真のクオリティがなかなか上がらない 被写体のサイズに影響されず、クオリティを上げるには? アンブレラ+銀レフのメリットは自由度の高さによるクオリティの良さ。でもコストは? カメラマンで…

ステップアップでフルサイズ一眼?本当に必要?

高価なカメラ=ステップアップではない フルサイズの優位性は実際の撮影では相殺されるケースも多い 本当にフルサイズが必要なシチュエーションを考えてみる 世間一般的に、写真を趣味にしている方の間では いつかはフルサイズ ステップアップでフルサイズ一…