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写真上達の本質を考えてみる

写真講師を続けてきたカメラマンの思考を記事にしていきます

知識はあるのに写真が上達しない人が見逃す3つの習慣


写真が上達する人とそうでない人。その違いは何なのか?このブログでも度々触れてきたかもしれませんが、改めて僕が受講生さんを見て感じている写真が上達する人とそうでない人の習慣の違いを解説してみたいと思います。

 

 

試行錯誤の習慣

シンプルに言えば、

 

写真なら実際撮ってみて確認し、思ったように撮れていないのならその理由は何のかを考える。そしてまた撮ってみて修正をしていく。

 

これだけです。肉眼で見ている時には被写体に惹かれたのに、写真でその時の感情を表現できないのは必ず理由があります。明るさなのか、色合いなのか、背景のボケ方なのか、光なのか背景なのか、アングルなのか構図なのか。理由が分かれば対処もできます。

 

ですが、試行錯誤をする癖をつけていない人は、何時まで経っても自分で上手く撮れない理由を見つけられません。その為、被写体の魅力に頼ったような撮影、レンズの特徴に依存するような撮影しかできなくなっていきます。

 

自分で改善点を見つけられるようになる為には、まず写真を構成する要素が何なのかを知り、その要素がどう変化すれば写真がどう変わるのかを理解する必要があります。このブログでも度々触れている基礎練習ですね。基礎練習を繰り返して、どの要素をどう変えれば写真が変化するかが分かるようになれば、自分のイメージした写真により近づくことができます。

 

道具を手足のように扱う習慣

一昔前は、職人として一人前になりたいなら長い下積み生活を経験しなければいけませんでした。寿司職人なら、飯炊き3年握り8年という言葉もあるぐらいです。僕はこの職人の下積み生活の長さに対して、今の時代は飯炊き3年握り8年に縛られなくても十分に職人として活躍することができるケースもあると考えています。それについてはこちらで解説しているので、この記事を読み終えてから参考がてらご覧になってみて下さい。

 

 

さて、上記の記事では触れていませんが、飯炊き3年握り8年の言葉の中には、道具を手足として使う習慣を身につけるという意味合いも含まれていると考えています。寿司職人の場合は手足として使うのはお店になります。お店の雑用から始まり、様々な下っ端の仕事、簡単な仕事を体に叩き込むことで、握り寿司のスキル習得に集中できる環境を作るという意味です。

 

これをカメラに置き換えていくと、まずカメラにはどんな機能がありどんな設定ができるのか?その設定によって撮れる写真はどう変わるのか?ということを体に叩き込まないといけません(寿司職人で言う握りの前の下積み)。でないと、被写体に集中できないんです(寿司職人で言う握ること)。そして写真の良し悪しを構成する光、背景、構図等に意識がいきません。

 

カメラの設定で四苦八苦している状態では、被写体、光、背景、構図等への意識が薄れるので、良い写真になるはずがありません。

 

つまり、まずは道具を手足のように使う為の知識と経験が必要になります。飯炊き3年握り8年というのは、正直なところ長すぎるような気もしますが、本当にお店のことを全て理解し一人前として対応できるようになる為には、それなりの時間を要するという意味があるのでしょう。

 

カメラはそこまでの時間は必要としないかと思いますが、道具を手足のように使えるようにトレーニングする時間は必要になりますね。

 

日常の光景で構成を考える習慣

最初の方にも少し触れたことですが、被写体の魅力が強いと絵になりやすいです。しかし、まだまだスキルがない人が絵になりやすい被写体を撮っていると、自分で試行錯誤する癖がつきにくくなります。

 

一方、写真が上手な方は日常の写真を撮られているケースが多いです。日常の中の被写体は、どうしても被写体単体では絵にならないものが多いです。ですが、そんな環境の中で良い写真を撮ろうと思うと、嫌でも光や背景、構図等を考えないといけないので自然とスキルアップに繋がります。

 

もし、日常の写真は良い写真にならないと思うなら、なぜ良い写真にならないのかを考えなければいけません。 一枚一枚、なぜ良い雰囲気にならないのか?そう考える癖をつけてしまえば、あとはあまり苦労しなくてもスッと原因が分かるようになってきます。

 

良くも悪くも習慣は抜けない

習慣とは怖いもので、悪い癖を野放しにしておくと無意識のうちにそれが続いてしまいます。考え直すきっかけがないとずるずると時間が過ぎ去ってしまうものです。今回の記事をご覧になってみて、ドキっとする項目があれば是非良い習慣に取り組んでみて下さい。

 

ちなみに、習慣は良くも悪くも簡単に抜けないので、最初の一歩二歩を意識して踏み出せば、後は少しずつ楽にチャレンジできるようになりますよ。

 

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