写真上達の本質を考えてみる

写真講師を続けてきたカメラマンの思考を記事にしていきます

下手こそ物の上手なれ。まずは見栄を張るのを止めましょう。


写真上達を妨げる要因はいろいろありますが、一番厄介なのは性格というか人間性というか、その人の内面の問題だったりします。写真に限った話ではありませんが、人間見栄を張ると何事も上手くいきません。見栄を張るということは、自分の問題点を棚上げし直視しないようになるからです。

 

見栄をは張ると練習の質が落ちる

見栄を張るようになると、まず自分に嘘をつきます。自分が上手くないことを棚上げし、上手く撮れない理由を探し出し、上手くない自分を正当化します。機材のせいにしたり、環境のせいにすることもあります。そうしていると、次の撮影でも失敗してもまた言い訳をすればいいという思考が無意識のうちに定着するので、どうしても一回一回の撮影の質が低下します。

 

性格云々の前に正しい練習を繰り返さないと上達しませんが、例え正しい練習方法を知り理解したとしても、見栄を張ることが習慣化している人はどうしても練習の質が落ちてしまいます。練習の質が落ちれば、上達の妨げになるのは当然です。

 

まずは自分を受け入れて素直になること

人間、誰だって良いところがあれば悪いところもあります。得意なこともあれば不得意なこともあります。なので、まずはありのままの自分を認め受け入れることです。そして、自分が上手くないことを自覚して、素直に練習に取り組むことです。

 

今の状態で自分が上手くないことを想像すると、とても嫌な気持ち、恥ずかしい気持ち等に支配されるかもしれません。しかし、誰だって最初は下手くそです。今でこそ僕はカメラマンとして写真撮影の仕事をしたり、写真講座の講師を担当して人前で話したりしていますが、写真を始めた時は本当に下手くそでした。それこそ、人に見せられないぐらいに。なので、最初は下手くそで当たり前なんです。何も恥ずかしいことはありません。

 

それを理解できた時、自分が下手くそだという自覚は貪欲さに変わります。もっと上達したいという気持ちが強くなり、一枚一枚真剣に撮るようになります。例え年下の人のアドバイスでもしっかり耳を傾けるようになります。そうなれば、もう上達する為の土台は半分仕上がったようなものです(もう半分は正しい練習を繰り返すことですね)。

 

下手こそ物の上手なれ

一度自分は下手くそだという認識を持つと、自惚れることがなくなります。そして、下手だという認識がある限り向上心を持ち続けるので、上達し続けます。

 

自惚れというのは本当に厄介なもので、なかなか抜け出せません。とくに、最初は苦労せずに上達してしまった人などはこの傾向にあるようです。しかし、ある程度上達する前に自分の下手くそさに向き合うと、上達する為に必要なメンタルが自然と出来上がります。そういう意味では、最初下手くそでよかったなと、僕自身この記事を書きながら実感してるところです。

 

 

 

僕は、下手こそ物の上手なれという言葉が好きです。この言葉は、僕が勝手に作りました(笑)。

 

好きこそ物の上手なれ、という言葉の意味は【好きなことは自然と熱中できるから、上達が早い】という意味です。

 

下手こそ物の上手なれ、という言葉の意味を考えるなら、【自惚れず、自らの下手さを認める人間は常に向上心を持つ為、自ずと上達する】でしょうか。

 

下手くそなのは何も恥ずかしいことではありません。むしろ、上達し続ける為の土台になるものだと、僕は考えています。

 

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