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写真上達の本質を考えてみる

写真講師を続けてきたカメラマンの思考を記事にしていきます

三脚や何本ものレンズを持って行って、肝心なシャッターチャンス逃してないですか?


先日、公園でカメラバッグに三脚、一眼レフを持っていて、6歳ぐらいの男の子と一緒にいるお母さんを見ました。そのお母さんは、設定に手間取ったりレンズを交換をしているうちに子供は自由に遊びまわるので、シャッターチャンスを何度も逃していました。でも、そのお母さんはそのことに気づいていないんです。

 

撮れなかったら本末転倒

僕は5歳の息子を持つシングルファザーなので、土日は基本的に息子と一緒に出かけますが、息子と一緒に過ごす時間の中でシャッターチャンスは確かに何度か訪れます。ですが、それは一瞬なことが多いです。ある程度予測していないと撮れないケースもあったりと、いちいちレンズ交換や設定に悩んだりする時間がないことがほとんどです。

 

読者の方はご存知の通り、息子と出かける際はコンパクトカメラのGR使っています。詳しくはこちら。

 


僕が息子と出かける時にGRしか持っていかない理由は、被写体に集中できるからです。GRは腰に固定してあるので「あっ!」と思ったらすぐに取り出してシャッターが切れますし、シチュエーション別に設定をマイセットに登録しているので設定に迷うこともありません。そんな風に被写体に集中できるよう工夫することで、僕はシャッターチャンスを逃す確率を最小限にしています。

 

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撮れることが大前提の機材の選択?

子供を撮ることに限ったことではありませんが、個人的には撮れることを前提に考えることが多いです。もちろん、

 

【少々のシャッターチャンスを逃してまでレンズ交換をして撮りたい!そのレンズでしか撮れない写真を撮りたい!】

 

という場合もあると思うので一概に言い切ることはできません。確かに、単焦点レンズのようにそのレンズでないと撮れない写真があります。ズームレンズだと便利だからシャッターチャンスは逃さないけど、それだと撮りたい写真が撮れない、という強いこだわりがあるなら仕方ありません。

 

しかし、そこまでの拘りがないなら、撮れることを優先して考えた方がシャッターチャンスを逃す確率は減ります。GRのようにスナップに特化した広角単焦点レンズのコンパクトカメラを使ったりズームレンズを使ったり、工夫できることはいろいろあるものです。

 

それに、背景がボケないと良い写真が撮れないなんてことはありません。むしろ背景のボケに依存しているなら、それは上達の妨げになります。

 

三脚が必要な時ってどんな環境?

シャッターチャンスを逃すという意味では、無駄に三脚を使うことも僕はオススメしていません。最近のカメラならISO800ぐらいまではそこまで大きな画質の劣化もないので、ISO800で手持ちで撮れるなら三脚を使わない方がシャッターチャンスを逃さなくて済みます。

 

もちろん、三脚が必要な撮影だったら三脚を使うしかありません。ですが少し感度を上げれば手持ちで撮れるという場合はシャッターチャンス優先で積極的に感度を上げる方がいいでしょう。その方が、撮れる写真も良い写真も多くなります。

 

何が一番最優先なのか考えてみる

画質が良いにこしたことはありませんが、画質ばかりに拘って撮れる写真を逃していたら勿体ないです。レンズ交換をすればいろんな表現ができますが、シャッターチャンスが一瞬しかないような撮影の場合は、何を優先するか事前にしっかり考えておきたいですね。

 

もちろん、しっかり考えた上でシャッターチャンスを少し逃してでも写真表現を最優先するというなら何も問題はありません。今回お伝えしたいのは、あまり深く考えないせいでシャッターチャンスを逃すのは非常に勿体ないということです。

 

写真を撮るスタイルも、撮る写真も、正解はありません。撮影者が意図して行うのであれば、その撮影者にとってはそれが正解です。ですが、意図せずに行動して逃しているものがないか?これを機に、是非一度考えてみてください。

 

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