写真上達の本質を考えてみる

写真講師を続けてきたカメラマンの思考を記事にしていきます

【奇跡の1枚を探す】【意図して良い写真を撮る】どちらが楽しい?


初心者の方や、長年趣味で写真をやっているけどなかなか上達しないという方の特徴は、何枚も撮影した中から奇跡の1枚を選ぶような撮り方をされていることです。きっと、この記事を読んで頂いている方で「ドキっ」と思われた方は多いはずです。

 

僕が趣味で写真を始めたのは、高校を卒業して社会人1年目をスタートさせた頃でした。でも、最初の1年ちょっとはなかなか上達しなくて、当時の僕は何枚も撮影した中から奇跡の1枚を探すような撮り方をしていました。

 

奇跡の1枚を探すのは、とても非効率で楽しさも半減どころかストレスを感じることもあります。僕はカメラマンや写真講師として活動しているので、仕事柄いろんな人とお会いすることが多いのですが、やはり

 

【上手く撮れなくてせっかく買ったカメラを使わずにいる】

 

という方にお会いすることも多いです。僕も、最初の1年ぐらいは3回ぐらいカメラを止めようかと思ったことがありました。ですが、止めてしまうのは非常に勿体無いです。なぜなら、上達する為の要素を学べばほとんどの人は上達していくからです。

 

何事も基礎が一番大切

僕の講座では写真の基礎練習についてしかお伝えしていませんが、それは基礎練習こそが上達の土台になるからです。基礎練習を繰り返し、写真上達の要となる基礎スキルを磨けば良い写真が撮れる確率はかなり高くなります(ここで言う【良い写真】とは、自分がイメージする写真ということです)。被写体や撮り方にもよりますが、だいたい30%から50%ぐらいの確率で良い写真が残っていくようになります。100枚撮影したら30枚から50枚ぐらい良い写真が残るようになるということです。もちろん、その域に達するまではある程度基礎練習を繰り返して基礎スキルを磨く必要はありますが、やればやる程その確率は高くなっていきます。

 

しかし、基礎スキルがない人は、奇跡の1枚を撮る為に100枚200枚、時にはそれ以上撮らないといけません。それ以上撮っても良い写真が1枚もないということも珍しくもありません。基礎スキルがある人より時間をかけて撮影しても、良い写真がほとんど残らない。これでは、撮るのもしんどくなって当たり前です。

 

楽しむ為に取り組んでほしいでこと

上達しなくても楽しんでるという方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、やはり大多数の方にとっては上達してイメージ通りの写真が撮れる方が楽しいはずです。

 

僕が人前で話したりすることが大の苦手だったにも関わらず、写真講座の講師として人前で話すことにチャレンジし続けてきたのは、僕みたいに写真上達で悩み、写真を楽しめていない人のサポートがしたいと思ったからです。

 

受講生さんからもよく聞く言葉ですが、基礎練習を繰り返すと比較的早く上達を実感できます。良い写真が残る確率が30%以上になるには基礎練習の継続が必要になりますが、基礎練習に取り組みだすと上達していくのを感じ、その過程も楽しくなってきます。

 

それに加え、上達する為に何をすればいいかが明確になるので、この先何をしたらいいのか?本当に上達するのか?という不安がほとんど無くなります。受講生さんからも、

 

「目の前の霧が晴れたようです!」

 

なんて言葉をよく聞きます。

 

基礎練習の繰り返しは地味な作業です。ですが、繰り返せば繰り返す程その効果を実感して頂けるはずです。写真上達で悩んでいらっしゃる方には、是非基礎練習に取り組んでほしいですね。

  

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