写真上達の本質を考えてみる

写真講師を続けてきたカメラマンの思考を記事にしていきます

写真が上達しない理由トップ5


 

写真が上達しない理由についてはこのブログでもいろいろ触れてきましたが、数として挙げてみればいくつかあります。そこで、今回は写真が上達しない代表的なものについてまとめてみたいと思います。

 

理由第①:学ぶばかりで思考しない

 

 

上達しない人は思考しないという特徴があります。基礎知識やテクニックは学ぶ、そしてある程度実践するけど、思考しない。このケースでは、楽して上達しようという考えが根底にあります。なので、

 

「こうすればこう撮れますよ」

 

というノウハウ系に飛びつきがちです。しかし、そのようなものばかり学んでも、特定の被写体で特定の環境でした撮影できない人になります。

 

どんな被写体、どんな環境でも良い写真が撮れるようになるには、自分で思考する癖をつけて、その都度その都度自分で答えを導いていかなくてはいけません。

 

理由②:論理的思考能力が乏しい

 

 

人は、感情で物事を判断します。これは仕方のないことです。しかし、それだけではいけません。論理的に物事を考える癖がついていない人は、自分の経験をフィードバックしてレベルアップの土台にできないのです。つまり、ただ作業をこなしてしまい、失敗を修正していけないということです。

 

これは写真だけに限らず、何かで上達するには必ず必要な思考です。とくに何かのプロになりたいなら絶対に論理的な思考を癖付けないといけません。それができないならプロは無理と断言できるほど重要なものです。 

 

理由③:量と質のウエイトのかけ方を間違っている

 

 

写真で上達するには、質を重視するべきなのか?それとも量を重視するべきなのか?答えは、対象者のレベルによります。写真家である森山氏の「量のない質はない」という言葉は有名ですが、これは中級者以上の人が当てはまる言葉であって、初心者が鵜呑みにしてはいけない言葉です。

 

初心者は質を重視し、ある程度のレベルになれば量を重視しなければいけない。これが正しい質と量のウエイトのかけ方ですが、有名人の言葉に振り回されて初心者が最初から量を撮っても、上達しないとは言いませんが無駄な時間はかなり増えます。

 

正しい練習方法を知り、練習での経験値を100%得る為の○○能力を鍛える。これを実践すれば、正しい基礎練習を知らず○○能力が低い人がただ量を撮ることよりも、はるかに早く上達します。

  

理由④:正しい練習で経験値を積む為の土台になる○○能力が低い

 

【写真が上達する速度には個人差がある】

 

これは、一般的な見解です。しかし、なぜ上達速度に差が出るのか?と考え続けた結果、ある能力が上達を左右していることに僕は気付きました。これはあるものを認識する能力で、この能力が並以上の人は基礎練習を繰り返せば繰り返す程上達していきます。しかし、この能力が並以下の人は、同じ練習を繰り返してもなかなか上達しません。よって、個人差が生まれます。

 

ですが、この能力は幸いにも鍛えることができます。なので、写真の基礎練習を行うと同時にこの能力を鍛えることで、個人差を無くすことができる!とまでは言えませんが、可能な限り縮めることができるようになります。

 

この能力について指導してくれる学校や教室はないので、自分がこの能力が低いことに気づかなければかなり遠回りしてしまいます。どれだけ撮ってもなかなか上達しないので、途中で挫折しやすくもなりますね。

 

理由⑤:正しい練習を行っていない

第1位は迷わずこれ。正しい練習を行っていないということですね。 写真の基礎練習が何か?これは、学校でも教室でも本でも教えてくれるところはほとんどありません。大抵、基礎知識や技術的な話ばかりです。

 

上達する為のテクニック100選

 

という本もありますが、テクニックは上達する要素ではありません。テクニックは、表現の幅を広げてくれる要素なのですが、そこを勘違いされている方は非常に多いです。

 

ちなみに、表現の幅を広げるということは、広げる元になるものが必要です。その元とは、基礎スキルです。被写体と環境を見極め、カメラの設定やレンズの選択、カメラアングル等を瞬時に判断するスキルです。これは、基礎練習を繰り返すことで養われるスキルですが、このスキルがないとテクニックは活かせません。

 

先ほども同じ言葉がでてきましたが、「テクニックを活かした写真」しか撮れなくなります。

 

考え方と、取り組み方次第

以上が僕が考える写真が上達しない理由トップ5です。写真に限りませんが、考え方であったり、取り組み方が正しいかが重要なポイントになってきますね。

 

ちなみに、僕が定義する「上達」というのは、自分のイメージ通りの写真が撮れるようになっていくことです。自分のイメージ通りの写真が撮れるようになるには、どう撮ればどう写るかを頭でも感覚的にも理解していないといけません。その為にあるのが、基礎練習なのです。

 

 

ちなみに、番外編としてこちらの記事もご参考になるかと思います。是非ご覧になってみてください。

 

 

 

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