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写真上達の本質を考えてみる

写真講師を続けてきたカメラマンの思考を記事にしていきます

写真が上手な人は◯◯を想定して○○思考でシャッターを切る


写真が上手な人とそうでない人の思考の過程は大きく違います。この思考の違いで、たくさん撮っているのに良い写真が少ないのか、総枚数はそんなに多くないけど良い写真が多く残るかといった違いがでてきます。

 

では、上手な人とそうでない人の思考の過程はどう違うのか?

 

まず、上手でない人の思考を見てみましょう。

 

 

①なんか良い被写体はないかな?

 

②あ、良い被写体を見つけた。

 

③とりあえずいっぱい撮ろう。

 

④撮った中から良いのを選んで、雰囲気が良くなるように現像しよう。

 

 

という流れになっています。

 

一方、腕のある人の頭の中では、

 

 

①なんか良い被写体ないかな?

 

②あ、良い被写体を見つけた。

 

③さて、どんなイメージで撮る?

 

④イメージが出来上がった。それを写真で表現する為にはどう撮ればいい?

 

⑤現像の段階でここをこんな感じで調整することを想定して、こんな感じで撮影しよう。 

 

 

といった流れになります。

  

 

※①の被写体を探す段階で、すでにイメージがあってそのイメージを写真で表現する為の被写体を探していることもあります。

 

※現像については最後に解説します。

 

  

さて、写真が上手な人とそうでない人の思考の過程を書いてみましたが、違いがお分かりになったかと思います。

 

一番の違いは、というか一つしかないと思うのですが、順算思考か逆算思考かの違いです。順算思考は、出発点からどんどん付け加えるイメージです。悪く言えば行き当たりばったりですね。一方、逆算思考は最終的なゴールが明確で、そのゴールに辿りつく為に何をすればいいのか?と思考します。

 

そして、逆算思考で考えられる人は、シャッターを切る瞬間に現像のイメージも出来上がっていることが多いです。

 

なので、パソコンの前で現像ソフトを開いてから、手が止まることがありません。どのような現像をするのかが大方決まっているので、あとはそのイメージ通りに仕上げればいいだけだからです。迷いがあっても、どの現像方法が一番しっくりくるか?という思考なので、いくつかの現像を試してみて一番いいものを採用していきます。どう現像したら良くなるだろう?という迷いはありません。

 

つまり、写真が上手な人は現像を想定して逆算思考でシャッター切るのです。

 

 

デジタル時代の現像とは

おそらく現像という言葉にピンときていない人もいらっしゃるかと思いますが、フィルム時代の現像と言えば多くの人がピンとくるかと思います。カメラからフィルムを取り出し、お店にお願いして現像してもらう。

 

デジカメの場合は、もちろんフィルムはありませんが、その代わり自分で画像を仕上げる工程があります。

 

デジタルカメラで撮られた写真は、まずRAW(ロー)データというメーカー独自の型の画像が出来上がります。メーカー独自の型ではブログやFacebookで公開することも、お店でプリントしてもらうこともできません。

 

その為、どんなパソコンでも閲覧でき、お店でプリントしてもらえる型(JPEG - ジェイペグ)に変換しなければいけません。その変換を、RAW現像又は現像と言っています。 

 

通常はカメラがこの現像処理を行ってくれていますが、高級コンパクトカメラ、ミラーレス一眼カメラ、一眼レフカメラなどはRAWで撮るのかJPEGで撮るのか、両方で撮影するのかを選択でき、RAWで撮影し自分で現像してJPEGに変換することが可能です。

 

ちなみに、RAW現像を行うメリットは2つあります。

 

①色合いを決める設定が現像時に選択できる(補正ではなく選択

 

②JPEGでは白く飛んで真っ黒に潰れてしまった部分でも、RAW現像を行えばその部分の階調を表現できる。

 

これは、RAWとJPEGを同時に撮影して、現像ソフトで同じ補正をかけると分かりますよ。写真を撮り続けて腕が上がってくると、必ず現像の必要性を実感する時がやってきます。その時は、是非現像にチャレンジしてみてくださいね。

 

ちなみに、Photoshop CCが一番おすすめです。世界中のカメラマン、写真家、写真が趣味の人が使っているソフトです。現在は月額制で月々980円で利用できます。かなりハードルは下がったので、是非取り組んでみてください。

 

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