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写真上達の本質を考えてみる

写真講師を続けてきたカメラマンの思考を記事にしていきます

初心者が上達する魔法の言葉は、「まず◯◯る」こと


指導者が一番気をつけないといけないことは、初心者はイメージできないということです。写真は光が大事。背景が大事。構図が大事。とはよく言うものの、経験の浅い初心者は何が良くて何が悪いのかの判断基準がありません。

 

そこで良き指導者はまずこんなことを言います。

 

「まずは良いなと思った写真を真似してみてください」

 

これ、実は上達する為の魔法の言葉です。学ぶだけで上達する魔法の知識は存在しません。上達する為には、正しい基礎練習を地道に繰り返すしかないんです。

 

真似ることは、その上達する為の最初のステップへ自然と導いてくれます。真似する為には知識が必要です。どうやって撮ればどう写るのかが分かっていないと、真似しようがありません。

 

つまり、真似しようとする行動は写真撮影の基礎が身につきます。そして、基礎が身について真似ができるようになったとしても、同じ写真にはなりません。自然とそこに撮影者のオリジナリティが現れてきます。

 

学ぶの語源は真似る

学ぶという言葉は真似るという言葉だそうです。そして、これはどの分野でも行われていることでもあります。おそらく、今この記事をご覧の方も心当たりがあるのではないでしょうか。

 

例えば、営業の仕事なら先輩が意識しているポイントを真似してみる。記者なら、先輩が書いた記事を読んで流れを真似してみる。製造業なら、先輩が行っている工夫を真似してみる。職業によっては、良い工夫などはマニュアル化してどんどん皆で真似していきますよね。

 

真似ることは誰でも経験してきたこと

どれだけその分野で卓越している人でも、その人が初心者の頃は必ず真似るということを経験しています。真似るなんて恥ずかしいと言われることもありますが、誰でも経験してきていることなのです。

 

盗作はダメですよ?笑

 

自分が撮っていないものを自分の作品にしたり、全く同じものを自分が撮ったとしても、その写真をいかにも自分の作品というような紹介はしてはいけません。

 

ですが、基本的には全く同じようにはならないです。実際に体験してもらえればよく分かると思いますので、ぜひ一度真似してみてください。

 

 

ちなみに、僕が考える良き指導者は、その真似る為の知識やスキルを教えてくれる人です。小手先のテクニックではなく、写真ならどんな場面でもどんな被写体を撮る時でも共通する写真表現の基礎ですね。

 

なので、僕の講座や教材では、限られた被写体、環境でしか使えないテクニックなどはほとんどお伝えせず、真似る為のスキルをお伝えしています。もちろん、(下記の記事でも書いていますが)限られた被写体や環境でしか使えないテクニックも表現の幅を広げてくれるという意味では重要なものになってきます。真似る写真次第では、テクニックも必要になるケースもあるでしょう。

 

 

しかし、ほとんどのケースでは特殊なテクニックは必要ありません。それよりも、どんなケースでも共通する基礎スキルというのが一番大事になってきます。写真で言うなら、どんな環境でもどんな被写体を撮る時でも共通する写真表現の基礎ですね。その基礎スキルを磨く為には、まずは真似ることなんです。

 

ぜひ、これを機に良いなと思う写真を真似ていってください。

 

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