写真上達の本質を考えてみる

写真講師を続けてきたカメラマンの思考を記事にしていきます

◯◯を更新すると、あなたのカメラの機能が無料で向上するかもしれません


一眼カメラなどは、メーカーが発売した後もファームウェアが更新されていきます。ファームウェアとは、一眼カメラ内の電子機器にどういう仕事をさせるかを書き記したプログラムのようなものです。なので、ファームウェアが新しくなれば、カメラは新しいプログラムによって機能が向上したりバグが直ったりします。

 

メーカーによってファームウェアの更新で機能があまり向上しないケースもありますが、機能が大きく向上するケースもあります。少し前に富士フイルムのX-T1とオリンパスのE-M1の新しいファームウェアが発表になりましたが、それが良い例ですね。

 

X-T1もE-M1も、新しいファームウェアによりAF性能が大きく向上しました。それこそ、新しいカメラになったかのような向上振りで、体感ですぐに違いが分かる程らしいです。

 

僕は、ファームウェアでAF性能が良くなってからE-M1を使い出したので違いが分からないのですが、E-M1の購入のきっかけの一つはこの新しいファームウェアによるAF性能の向上です。これにより仕事でも使えるレベルになったのでは?と思い、一度テストのつもりで購入してみたのですが、あまりの良さにメインカメラになりましたね。

 

ファームウェアの更新は、メーカーHPで知らされます。また、デジカメinfoというサイトでは、毎日カメラの情報などを更新されていますので、そちらをチェックしておくと最新情報が分かりますよ。

 

ファームウェアの確認方法

今お手元にあるカメラのファームウェアが最新のバージョンになっているかどうかは、カメラを見れば分かります。まずカメラのメニューの後ろの方に「バージョン」と書かれているところがあります。

 

そこを選択してもらうと現在のカメラのバージョンが確認できるので、メーカーHPを見て自身のカメラのファームウエェアが最新かどうかを確認してください。最新でなければ、メーカーHPで書かれている手順に沿ってバージョンを新しくしてください

 

「古いバージョンに戻してくれ」と言ったカメラマンの話

さて、基本的には機能が向上しバグが直るので、ほとんどの人にはファームウェアの更新は歓迎されます。しかし、あるスポーツカメラマンが

 

「ファームウェアが更新されたことで今までのように撮影ができなくなった。だからバージョンを戻してほしい」

 

という話が過去にあったそうです。その方はメーカーの新しいカメラのテスト撮影に参加される程有名なカメラマンだったので、特別にバージョンを戻してもらえたそうなんですが、バージョンが戻ると今までのように撮影できたと言います。

 

果たして何が起こったのか?

 

このカメラマンは、古いバージョンのAF(カメラが自動でピント合わせる機能)の癖を理解して使いこなしていたのです。その為、AFの癖が変わったから新しいファームウェアでは上手く撮れなくなったという訳です。

 

もう10年近く前の話なので、現代では参考にならない話かもしれませんが、スポーツ撮影を専門にされているトッププロは凄いなと感心させられた話だったので、今でも覚えています。

 

本当にカメラを使いこなしていたからこそ、ファームウェアの更新で撮れなくった。僕もそんなことを言ってみたいものです(笑) 

 

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