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写真上達でお悩みの方の駆け込み寺

初心者の方、独学や教室で上達しないとお悩みの方を専門に指導を行う写真講師のブログです

高画質な写真と、多くの人に絶賛される良い写真。あなたはどちらを撮りたいですか?


ここ数日でオリンパスのE-M1のレポートを書いてきました。その中のレポート②で、一昔前のフルサイズと同等の画質になるという内容で書きましたが、その記事に対してこんなコメントがきました。

 

「大きくプリントした時には、やはり細部の描写の良さはフルサイズの方がいいんじゃないでしょうか?」

 

もちろん、比べしまえばマイクロフォーサーズよりフルサイズの方がいいかと思います。しかし、それはモニターで等倍にして比べた時であり、鑑賞距離ではほとんど差が分かりません。実際の鑑賞距離で違いが分かるとしたら、かなりの高感度で撮影した写真だけでしょう。そして、例え差があったとしてもそれは気にする程のレベルではないと僕は考えています。

 

※マイクロフォーサーズ、フルサイズという言葉にピンとこない方は、レポート②をご覧ください。

 

良い画質=良い写真ではない

当たり前のことではありますが、良い画質だから良い写真になるわけではありません。写真の良し悪しは、画質の良し悪しで左右されますか?もしそうなら、過去の写真になればなるほど良い写真ではなくなります。しかし、そんなはずはありません。

 

過去に撮られた良い写真はたくさんあります。そしてほとんどの人は、画質よりも純粋に写真の良し悪しを判断するのです。

 

自分が求めるもの・合ったものを選ぶ

人それぞれ撮影する被写体も撮影するスタイルも違います。なので、人それぞれ優先させるものが違うはずです。僕は、プライベートの撮影でも仕事の撮影でも、カメラをしばらく構えて撮影し続けたり、カメラをもって1時間2時間歩いたりすることがあります。

 

その為、機材の軽量化は重要な要素です。重い機材よりも、軽い機材でフットワークを軽くすることでモチベーションが下がることが無くなり、結果的に良い写真に繋がっていきます。

 

もちろん、

 

重い機材でも大丈夫。それよりもっと高画質を!

 

という方もいらっしゃると思います。撮影環境が暗いところが多く、その環境でもなるべく高画質なカメラで撮りたいという場合は、やはりフルサイズのカメラを優先させる選択肢もありだと思います。

 

それが、良い画質=良い写真という間違った概念でなく、自分が撮りたい写真はこのカメラでないと撮れない!という結論による選択ならば、それは正しい選択と言えるでしょう。

 

本当に優先しなければいけないものは何のか?

高価なカメラ(フルサイズ等)で良い画質で撮れば写真が良くなるという安易な考えは、写真の良し悪しを決める要素に意識がいっていません。良い写真を撮る為には、写真の良し悪しを決める要素を撮影時に考えてシャッターを切らなければいけませんが、その意識が全く育たないので上達の妨げにもなり悪循環です。

 

写真の良し悪しを決める要素をしっかり考えて撮影ができるようになれば、高価な機材でなくても良い写真は撮れるのです。しかし、しっかり考えて撮れるようになって、その上でもっと高価なカメラが必要だという結論になればその時は高価なカメラを買ってください。

 

最近のカメラは値段が安くてもかなり画質は良くなっています。安易な考えで高価なカメラ買って無駄遣いするよりも、良い写真を撮る為に意識の向ける先を変えてみてください。

 

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