写真上達の本質を考えてみる

写真講師を続けてきたカメラマンの思考を記事にしていきます

上達を妨げる、カメラやレンズを買ってはいけないタイミング


講座やメルマガの中で、とくに初心者の人に口うるさくお伝えしていることがあります。それが、必要性を感じていないのに新しいレンズを買い足さないということです。実は、必要性を感じていないのに新しいレンズを買うと、それが上達の妨げになることがあります。ではなぜ上達の妨げになるのか?今回はその理由をお伝えしていきます。

 

レンズを変えれば写真が良くなると錯覚しやすい

僕自身経験したことでもあるのですが、興味本位でレンズを買ってしまうと、新しいレンズに変えれば写真がもっと良くなるんじゃないかと錯覚してしまいやすいです。言葉を変えると、写真が悪いのをレンズのせいにしてしまうんです。この落とし穴にはまった僕は、結果的にレンズの売り買いで100万円ぐらい損をしました。

 

機材が良くなっても、残念ながら写真は良くなりません。良い写真が撮れるようになりたいのなら、自分の腕を上げるしかないのです。自分の腕が上がれば、高価な機材でなくても写真は良くなります。50万円の一眼レフを持っている初心者と、スマホを持っているプロのフォトグラファーなら、スマホを持ってるプロの方が良い写真を撮るものです。

 

必要性を感じなければ、レンズの役割を知れない

実際に失敗した体験があるほうが、今後改善しようという気持ちは強くなります。それと同じで、今ある機材では限界があると実体験することで、初めてそのレンズの役割を理解することができます。

 

レンズの役割をしっかり理解していないと、写真撮影時に正しいレンズの選択ができません。レンズの選択は、良い写真を撮る為の第一歩です。その一歩目からつまづいてしまうので、良い写真が撮れる確率は0に近くなります。

 

なぜ?という疑問をもつ癖がつかない

何かで上達したいなら、なぜ?という疑問を持つ癖をつけなければいけません。なぜ?という疑問を投げかけて、その問いに自らで解決する。この過程を踏んで初めて上達していきます(時には他人の指導や助言を必要とする時もあります)。

 

その為、まずはセットになっている標準ズームレンズでいろいろ撮影してみて、なぜイメージした写真が撮れないのか自問自答を繰り返し、必要なら新しいレンズを買うという過程をしっかり踏まなければいけないのです。この考える癖をつけずに容易に新しい機材を買ってしまうと、考えない癖が自然と身についてしまいます。

 

しっかりと考えた上で購入しないと無駄使いに

お伝えしたように、僕は機材の買い替えで100万円程損をした経験があります。その経験が講座などに活きているとは言え、痛い勉強代です。
 
よく考えずに機材を買ったり買い替えたりすると、どんどん悪い癖がついてしまい無駄使いにもなってしまいますので、そうなる前に是非意識をしてみてください。
 
ポイントは、
 
「なぜその機材が必要なのか?」
 
という問いに客観的に且つ明確に答えられるかどうかです。この問いにしっかり答えられないなら、機材の購入は控えた方がいいでしょう。
 

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