マイクロフォーサーズの手引き

E-M1ユーザーのカメラマンがマイクロフォーサーズを中心に書いていきます

写真撮影のテクニック・ノウハウ

取材の撮影でよく使うレンズと用途別の作例

①誰でも必須になる「超広角レンズ」 フィルターが使える風景写真向けの LAOWA 7.5mm 予算優先・小型軽量優先なら OLYMPUS 9-18mm 住宅撮影向けの Panasonic 7-14mm 値段は高いが一番風景撮影に向いている Panasonic 8-18mm ②人が見る自然な角度で撮れる「標…

取材撮影では絶対に揃えた方が良い3つの道具&機能

必須道具①:ストロボとアンブレラ(+銀レフ) 必須道具②:三脚無しで撮る為にも必須な手ぶれ補正機能搭載のカメラ・レンズ 撮影の準備・片付けの短縮の為にもクリップオンストロボ 最後に 当たり前ですが、取材先のお店によって撮影環境は大きく違います。そ…

約2万円で買えるM.ZUIKO D 45mm F1.8が子供撮影で活躍する3つの理由

各社フルサイズのミラーレス一眼で盛り上がっていますが、先日45mm F1.8で音読の宿題中の子供を撮影していて、改めてこのレンズの良さを実感したので今日はその話を。 卵サイズのレンズなので存在感を小さくできる 大きなカメラとレンズを被写体に向けると、…

12-100mm F4 PROが取材撮影に向いている5つの理由

①24mmスタートの高倍率ズームだから引きに強い ②高倍率ズームで1番写りが良く、望遠側がF4と明るい為ISO感度を落とせる=望遠側でもトリミング耐性がある ③雨でも安心して撮れる ④横幅10cmぐらいまでアップで撮れるのでマクロレンズが不要 ⑤三脚なしで撮影が…

《画角を選択する》それだけで写真が上達する3つの理由

①最初に考える画角で写真構成の7割が決まる ②撮影の簡略化:主役と背景が決まればあとはその他の要素を決めていけばいい 光と背景が大方決まれば絞り値で背景のボケ量をコントロールする 光、背景、ボケ量が決まれば、あとはシャッターチャンス ③基準となる…

仕事の撮影の9割を3つのレンズで撮っている話

普段マイクロフォーサーズの機材だけで、人物・商品・料理・住宅などの取材の撮影や広告の撮影していますが、仕事の9割は3本のレンズで撮影しています。ということで、今回は普段使っている3本のレンズの用途や理由をご紹介。 ①より広く、さらに背景の情報量…

この記事だけで写真上達の本質と基礎が分かる!を目指してみた

プロになっても基礎の繰り返し 具体的に取り組む基礎練習のヒントは「写真とは何か?」考えてみること まずはカメラの使い方を知ろう〜マニュアル撮影 カメラの仕組み 光の量を調整することで写真の明るさをコントロール 絞りとシャッター速度を変えることで…

大容量で13インチのノートPCも入るスリング型カメラバッグ《NEXTスリングバッグII》

スリングバッグって便利ですよね。いちいちバッグを降ろさなくても、くるりと回すだけで背中のバッグがお腹の前へとやってきます。ということで、遠出のちょっとした仕事でも使えるように13インチのMacBook Proが入るスリングバッグを買ってみました。 出典…

GRのすすめ〜作品も記録もバッグ要らずのフットワークで

仕事やプライベートの撮影に出かける時は、基本的にマイクロフォーサーズのシステムで出かけます。ですが、家族と出かける時や撮影でない仕事の時などは、GRだけを持ち歩きます。 RICOH デジタルカメラ GRII APS-CサイズCMOSセンサー ローパスフィルタレス 1…

プロはこう使う!写真が良くなる正しいレフ板の使い方とは?

自然光を活かして銀レフで影をコントロール 太陽光をレフ板のディフューザーで拡散させる 撮影が日中なら自然光を活かすことでプロのクオリティになる レフ板。写真を撮っている人ならなんとなくでも耳にしたことがあるかもしれません。もしかしたら、知って…

写真に拘るならRAW現像をするべき3つの理由

理由①:ハイライトとシャドウ部のどちらかを犠牲にしなくていい 理由②:色合いを決める設定が後から選べる 理由③:撮影時は被写体に専念することができる 部分的な調整も自由自在 写真にどんどんハマっていくと必ず耳にするのがRAW現像。プロの方やアマチュ…

防塵防滴でも結露で故障する3つのパターンとその対策

パターン①:冷たいカメラを暖かい室内に持ち込む 対策①:カメラをビニール袋やジップロックに入れて(できれば乾燥剤も一緒に)口をしっかり閉じ、なるべく部屋の温度に慣らしてから室内で使う。 対策②:室内と屋外で撮影する場合は、予め室内用と屋外用に分…

画像のノイズを上手く消すフォトショップのRAW現像・レタッチテクニック

ステップ①:まずはCAMERA RAWで画像のノイズだけを小さくする 設定するだけでノイズだけが小さく 高感度ノイズにはマスクを使おう ステップ②:フォトショップの《ディティールを保持2.0》を使う ステップ③:スマートシャープの《ノイズを軽減》機能を使う 高…

マイクロフォーサーズのノイズ耐性を約1段アップさせるフォトショップの新機能

マイクロフォーサーズの低感度時のシャドウノイズ耐性を約1段上げる擬似ハイレゾ Step①:まずは画像の長編を1.7倍に Step②:CAMERA RAWフィルターでノイズリダクション Step③:輝度40、輝度のディティール82で設定 Step④:ピクセル数を元に戻す 仕上がりを比…

マイクロフォーサーズのダイナミックレンジを最大限活かす撮り方

白飛びしてほしくないハイライト部分は適正露出からプラス1段 プラス4/3段では階調が失われる ハイライト部分のダイナミックレンジを見極める カメラのポテンシャルを最大限に引き出す為に 一般的には、マイクロフォーサーズは高感度が苦手と認識されていま…

【焦点距離が長いとボケる】は正しいけど【望遠レンズはボケる】は間違いな気がする件

被写体の大きさと絞り値を統一して撮ってみると なぜ焦点距離が長くなってもボケ量が変わらないのか? イメージセンサーの大きさが変化しない前提なら背景のボケ量は絞り値に依存する 最後に 望遠レンズはボケる、という言葉はよく耳にします。実際、以前は…

編集者さんが取材先で使える写真を撮る為の3つのポイント《被写体別に解説!》

Point①:撮影機材は高価なものでなくて大丈夫 約10万円で揃えたいもの ニコンの場合 オリンパスの場合 その他の必要なもの 予備のバッテリーとSDカードは絶対に必要 レフ板 カメラバッグ、もしくは普通のバッグをカメラバッグに変身させるクッションボックス…

《世のパパさんへ》小学校の運動会は望遠400mmでギリギリ撮れるけど理想は600mm

《一眼に望遠、広角はコンパクトに》という役割分担 400mmのトリミングでどこまでいけるか? リレーはカーブを抜けた辺り、100mm走はゴール前で対応可 踊り、組体操系は400mmでは心細いかも 最低限揃えたい機材は、APS-Cのカメラに70-300mmクラスの良いレン…

マイクロフォーサーズの25mmは35mm判換算で50mm相当なだけで50mmになるわけではない

35mm判換算で表記する理由 35mm判換算で画角の認識をスムーズにする理由 同じ画角に合わせたらフルサイズよりもマイクロフォーサーズの方が背景がボケない理由 マイクロフォーサーズでもフルサイズで50mm F1.4で撮る時と同じボケ量を得る方法はないのか? ま…

なぜE-M1の手ぶれ補正をオフにするとC-AFの精度が1段増すのか?メーカーに聞いてみた!

E-M1の画像処理エンジンの演算性能はそこまで高くない 画像処理エンジンのリソース分配は撮影者が上手くコントロールせよ 画像処理エンジンにどの程度負荷がかかると性能がどうなるか? 以前、たまたまE-M1に40-150mm F2.8 PROを使って動体撮影のテストをし…

オリンパスOM-D・PEN-Fのピーキング設定は必ず背景の輝度調整をオンに!MFの精度が劇的に上がる方法

オリンパスだけの機能?MFでストレスなく正確にピント合わせを行う為の設定 マニュアルレンズを使わない人も常時オンがオススメ ピーキングを利用したピント合わせはオリンパスが1番? 以前、E-M1でMFを行う人向けのカスタマイズをご紹介しました。 僕は、マ…

PhotoshopでRAW現像時の基本補正はキーボード操作の方が楽になる

写真を撮った後はRAW現像をする。そんな人も多いかと思いますが、あなたはマウスを使ってRAW現像していますか?僕も以前はマウスを使っていました。しかし、ある時現像時のキーボード操作の快適さに気付いてしまってから、RAW現像時はマウスを使う頻度が激減…

EVFのピーキングと拡大の使い分けを3つのシチュエーション別に解説

①ピーキングだけでピント合わせが容易になるのは輪郭がはっきりしている被写体 ②拡大するとピーキング機能の表示範囲が無くなってしまうケース ③拡大機能が便利な距離感と不便な距離感 まとめ ※この記事は、初代E-M1を使うことを前提とした話です。他の機種…

《撮影記》天寧寺の五百羅漢

彦根市にある天寧寺。僕は歴史のことはよく分からないので(笑)。天寧寺のことは、滋賀の観光情報を扱うビワイチからの引用です。 城下町を一望できる丘の上にある曹洞宗の寺。秋になると萩の花が咲き、別名萩の寺ともいいます。井伊直中(なおなか)が、腰元…

フォトショップCCのRAW現像、白黒レベルとシャドウ・ハイライトの使い方

プロのカメラマンは必ず利用するフォトショップCC。プロ用のフォトショップは数年前まではパッケージ版といって、購入したらCDが手元に届き、そのCDでパソコンにソフトをインストールする仕様だったのですが、今はインターネット上で申し込めばそのままネッ…

《撮影記》鶏足寺(旧飯福寺)の紅葉

滋賀県の紅葉と言えば、湖東三山、永源寺、石山寺、彦根城等々、有名なスポットがいくつもありますが、北の方で有名なのが鶏足寺。先日、ここに撮影に行ってきたのでご紹介します。 テレビで紹介されてから有名に 場所で言うとこの辺です。 ナビで検索して訪…

自社で商品や料理を撮るなら撮影ボックスよりストロボに傘セットがオススメ

撮影ボックスは大きさが限定される 撮影ボックスでは撮れる写真のクオリティがなかなか上がらない 被写体のサイズに影響されず、クオリティを上げるには? アンブレラ+銀レフのメリットは自由度の高さによるクオリティの良さ。でもコストは? カメラマンで…

今更だけど電子ファインダーのメリット・デメリット

僕は普段オリンパスのミラーレス一眼であるE-M1を使っているので、このブログでも度々電子ファインダーのメリットについて触れています。ですが、ふと振り返ってみると電子ファインダーをメインテーマにした記事は書いてないなと思い。ということで今回は実…

知らないとピントを外す?ミラーレス一眼のAFの欠点。

普段からオリンパスのE-M1を使用していますが、E-M1のコントラストAFの精度はかなり高いです。とくに近距離中距離でのカメラに対して真正面を向いている場所(看板等がこちらを真正面に向いている等)にピントを合わせる場合、顔認識でAFをする場合のピント…

写真の共有はドロップボックスで簡単に

もうすぐ5歳の息子には、近所に同じ保育園の友達がいます。土日になるとその友達と一緒に遊ぶことも多いのですが、その時に僕が撮影した写真は友達のお母さん達にも送っています。 そんな時に重宝するのがドロップボックス等のクラウドストレージサービスで…