マイクロフォーサーズの手引き

E-M1ユーザーのカメラマンがマイクロフォーサーズを中心に書いていきます

写真上達のヒント

一般的な視点とはちょっと違ったアプローチで、写真上達のヒントを書いていきます。

取材撮影では絶対に揃えた方が良い3つの道具&機能

必須道具①:ストロボとアンブレラ(+銀レフ) 必須道具②:三脚無しで撮る為にも必須な手ぶれ補正機能搭載のカメラ・レンズ 撮影の準備・片付けの短縮の為にもクリップオンストロボ 最後に 当たり前ですが、取材先のお店によって撮影環境は大きく違います。そ…

約2万円で買えるM.ZUIKO D 45mm F1.8が子供撮影で活躍する3つの理由

各社フルサイズのミラーレス一眼で盛り上がっていますが、先日45mm F1.8で音読の宿題中の子供を撮影していて、改めてこのレンズの良さを実感したので今日はその話を。 卵サイズのレンズなので存在感を小さくできる 大きなカメラとレンズを被写体に向けると、…

《画角を選択する》それだけで写真が上達する3つの理由

①最初に考える画角で写真構成の7割が決まる ②撮影の簡略化:主役と背景が決まればあとはその他の要素を決めていけばいい 光と背景が大方決まれば絞り値で背景のボケ量をコントロールする 光、背景、ボケ量が決まれば、あとはシャッターチャンス ③基準となる…

仕事の撮影の9割を3つのレンズで撮っている話

普段マイクロフォーサーズの機材だけで、人物・商品・料理・住宅などの取材の撮影や広告の撮影していますが、仕事の9割は3本のレンズで撮影しています。ということで、今回は普段使っている3本のレンズの用途や理由をご紹介。 ①より広く、さらに背景の情報量…

この記事だけで写真上達の本質と基礎が分かる!を目指してみた

プロになっても基礎の繰り返し 具体的に取り組む基礎練習のヒントは「写真とは何か?」考えてみること まずはカメラの使い方を知ろう〜マニュアル撮影 カメラの仕組み 光の量を調整することで写真の明るさをコントロール 絞りとシャッター速度を変えることで…

上達する為に知っておきたい「質×量」の概念

上達=量×質を体験する出来事 初心者は質の悪い1000回より質の良い100回を 量を最重視するのは質を維持できるようになってから 量と質、どちらも欠けてはならぬもの 写真に限らず言えることですが、何かで上達する際には量をこなすことは避けては通れません…

なぜ、RAW現像をすると写真が上達するのか?

RAW現像を行うことで表現の幅が広がる ハイライトかシャドウのどちらかを犠牲にしなくていい 色合いを決める設定が後から選べるので上達の機会損失が無くなる RAW現像を行うことで仕上がりのイメージを意識するようになる 必然的に写真を見返すことで反省す…

即実践できるマイクロフォーサーズの3大欠点を無くす3つのノウハウ

①C-AFの精度を上げたいなら手ぶれ補正はオフ?カメラ任せにせず画像処理エンジンの性能を発揮できるような設定を考える ②ダイナミックレンジを最大限引き出す為にハイライト側の階調をギリギリまで活かす ③ディティールの損失を最小限にしてシャドウノイズ・…

写真が上手な人の種類は《オール7》か《1つだけ10》に分けられる?

美大に合格するレベルを写真に置き換えると オール7のカメラマンとどれかが10の写真家 オール10の天才は非現実的だが、オール7又はどれかが10なら目指せる 今までプライベートでも仕事でも写真を撮ってきて、写真講師の仕事をしてきて、常に疑問に感じること…

マイクロフォーサーズの25mmは35mm判換算で50mm相当なだけで50mmになるわけではない

35mm判換算で表記する理由 35mm判換算で画角の認識をスムーズにする理由 同じ画角に合わせたらフルサイズよりもマイクロフォーサーズの方が背景がボケない理由 マイクロフォーサーズでもフルサイズで50mm F1.4で撮る時と同じボケ量を得る方法はないのか? ま…

《他人と比較するな》を鵜呑みにせず《目標設定の為の他人と比較》を意識しよう

《他人と比較すること》に対してなぜ悪いイメージを持ってしまうのか 正しい目標設定は他人との比較でしか得られない? 写真にも当てはまる?作風は違えど作風を実現するスキルの高低は存在する 他人と比較する そう聞くと、どうしても悪いイメージをしてし…

一週間でピアノを流暢に弾くという課題は難しいですか?カメラも同じです

近年、写真を趣味にしていろんなカメラやレンズを変われる方が増えています。カメラも、小型軽量な高級コンパクトやミラーレス一眼が普及したことで、女性のユーザーもよく見かけるようになりました。それに伴い、写真講座・教室も増えています。僕が住む滋…

PhotoshopでRAW現像時の基本補正はキーボード操作の方が楽になる

写真を撮った後はRAW現像をする。そんな人も多いかと思いますが、あなたはマウスを使ってRAW現像していますか?僕も以前はマウスを使っていました。しかし、ある時現像時のキーボード操作の快適さに気付いてしまってから、RAW現像時はマウスを使う頻度が激減…

知識はあるのに写真が上達しない人が見逃す3つの習慣

試行錯誤の習慣 道具を手足のように扱う習慣 日常の光景で構成を考える習慣 良くも悪くも習慣は抜けない 写真が上達する人とそうでない人。その違いは何なのか?このブログでも度々触れてきたかもしれませんが、改めて僕が受講生さんを見て感じている写真が…

写真が上達する為に必要なたった1つの才能?

以前僕は、正しいトレーニングを積めば多くの方は写真がある程度上達すると考えていました。ただ、ある方の一言でこれは間違いかもしれないと思うようになってしまったのです。その一言とは、プロ棋士である羽生氏のこの言葉でした。 何かに挑戦し確実に報わ…

写真が上手な人が実践するカメラを持たない時間の過ごし方

写真に限った話ではありませんが、練習時間と上達の度合いはある程度比例していきます。ですが、そう言うと 【趣味でカメラを手にする時間には限界がある】 と思われる方は意外と多いです。しかし、写真の場合カメラを持たなくても練習することができます。…

写真上達を目指すなら避けては通れない《感性 × 科学》の世界

写真は感性と科学の融合。 そんな言葉を聞いてピンとくる人は多いかもしれません。そうです、世界的にも有名な写真家であるケント白石氏が以前から発信されている言葉です。このブログをご覧の方は気づいていらっしゃるかと思いますが、僕もずっと同じような…

ステップアップでフルサイズ一眼?本当に必要?

高価なカメラ=ステップアップではない フルサイズの優位性は実際の撮影では相殺されるケースも多い 本当にフルサイズが必要なシチュエーションを考えてみる 世間一般的に、写真を趣味にしている方の間では いつかはフルサイズ ステップアップでフルサイズ一…

写真歴が1年以上で上達に悩むなら上達の定義の認識が間違っている

写真を趣味で始めると、最初はいろいろなことを学び吸収していきます。そして、どんどん上達していると感じますが、写真を初めて1年以上経ったのになかなか良い写真が撮れないと悩まれることが意外と多いです。僕の講座には、写真歴は長いけどなかなか良い写…

下手こそ物の上手なれ。まずは見栄を張るのを止めましょう。

写真上達を妨げる要因はいろいろありますが、一番厄介なのは性格というか人間性というか、その人の内面の問題だったりします。写真に限った話ではありませんが、人間見栄を張ると何事も上手くいきません。見栄を張るということは、自分の問題点を棚上げし直…

妻にカメラを蹴落とされそうになった?写真が上達しないのはそれが原因では...

先日、ツイッターでこんな投稿を見かけました。 カメラを持って写真を撮るのに夢中になっていたら、【子供をお願いって言ってたのに、子供放ったらかしてカメラかよ!!】と怒られカメラを蹴落とされそうになりました(笑) その人は、それを笑い話として投稿…

三脚や何本ものレンズを持って行って、肝心なシャッターチャンス逃してないですか?

// 先日、公園でカメラバッグに三脚、一眼レフを持っていて、6歳ぐらいの男の子と一緒にいるお母さんを見ました。そのお母さんは、設定に手間取ったりレンズを交換をしているうちに子供は自由に遊びまわるので、シャッターチャンスを何度も逃していました。…

写真の画質に対して執着が無くなると、写真はもっと楽しくなる?

// 趣味で写真をされる方の中で、カメラやレンズの画質を気にする方は多くいらっしゃいます。機材のポテンシャルを把握するという意味で調べ検証することは問題ありません。しかし、常に最高の画質を求めてしまうあまり、新しいカメラやレンズが出たらすぐに…

カメラ選びで失敗する「一眼」という言葉の落とし穴

カメラはどれがオススメですか? という初心者の質問に対して、 キヤノンかニコンにしておけば大丈夫みたいだよ という初心者のアドバイスをされることが時々ありますが、このアドバイスは大丈夫どころか失敗する可能性を高めます。 その理由は、一眼レフと…

◯◯者は森山大道氏の「量のない質はない」は鵜呑みにしない方がいい

先日、こんな記事を見つけました。 <a href="http://matome.naver.jp/odai/2138019327725015801" data-mce-href="http://matome.naver.jp/odai/2138019327725015801">【写真】森山大道に学ぶ—初心者のための路上スナ…

上達する人は必ず論理的思考で物事を考える

写真に限らずではありますが、何かで上達していく人は論理的な思考で物事を考えています。無意識でも意識的でも、必ず頭の中では論理的な思考の過程が存在します。 一方、何かで上達しない人は論理的思考能力が低い為、感情論で物事を判断したり、行動の意味…

【写真が上達したいなら数を撮れ】は時代遅れ

// // 写真が上達したいなら数を撮れ。 そんな言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。 しかし、この言葉にはある落とし穴があります。それは、練習の質を意識できるかどうかは、言われた本人次第ということです。 また、練習の質を意識できる人でも、…

「標準レンズで写真上達」が時代遅れの理由

写真上達のコツとして、標準レンズで撮ることと言われることがあります。プロのカメラマンでも、多くの人が推奨している方法です。しかし、僕はこの標準レンズで撮るという方法は、時代遅れだと考えています。なぜなら、僕からすれば上達の遠回りでしかない…

カメラが良くなって綺麗な写真は撮れても、良い写真は撮れません。

長年写真をやっていると、時々こんな言葉を聞きます。 「最近のカメラは性能がいいからね。誰が撮っても良い写真が撮れるでしょう。」 こんな風に思っている人は多いはず。しかし、カメラの性能が良くなって撮れるのは綺麗な写真であって良い写真ではありま…

写真が上手な人だけが意識している、写真の良し悪しを決める6つの要素

①光 ②背景 ③構図 ④画角 ⑤背景のボケ ⑥被写体の動感 6つの要素の前にカメラの仕組みを知りマニュアル撮影を 初心者の受講生さんとお話すると、写真が上達する為には覚えることがたくさんあると思っていらっしゃるが非常に多いです。カメラの機能はとても多く…