マイクロフォーサーズの手引き

E-M1ユーザーのカメラマンがマイクロフォーサーズを中心に書いていきます

マイクロフォーサーズのメリット・デメリット

取材撮影では絶対に揃えた方が良い3つの道具&機能

必須道具①:ストロボとアンブレラ(+銀レフ) 必須道具②:三脚無しで撮る為にも必須な手ぶれ補正機能搭載のカメラ・レンズ 撮影の準備・片付けの短縮の為にもクリップオンストロボ 最後に 当たり前ですが、取材先のお店によって撮影環境は大きく違います。そ…

約2万円で買えるM.ZUIKO D 45mm F1.8が子供撮影で活躍する3つの理由

各社フルサイズのミラーレス一眼で盛り上がっていますが、先日45mm F1.8で音読の宿題中の子供を撮影していて、改めてこのレンズの良さを実感したので今日はその話を。 卵サイズのレンズなので存在感を小さくできる 大きなカメラとレンズを被写体に向けると、…

12-100mm F4 PROが取材撮影に向いている5つの理由

①24mmスタートの高倍率ズームだから引きに強い ②高倍率ズームで1番写りが良く、望遠側がF4と明るい為ISO感度を落とせる=望遠側でもトリミング耐性がある ③雨でも安心して撮れる ④横幅10cmぐらいまでアップで撮れるのでマクロレンズが不要 ⑤三脚なしで撮影が…

卵サイズのすすめ〜カメラの重量感を0にしてくれるの約670gまで?

機材の重量はどれぐらいから重く感じるのか? 卵サイズならハイエンドモデルのカメラでも重量感を0にできる 流石に25mm F1.2 PROはずっしり感がある 重量感を0にできるのはやはりミラーレス一眼の大きなメリット 少しご無沙汰しておりました。3月から仕事…

画質もボケもAFも、弱点を技術で克服するマイクロフォーサーズ

数秒間手持ちで撮れるE-M1 MarkⅡの手振れ補正 ニコンD500と肩を並べかける画質 AF性能を大幅な性能アップ コントラストAFで動体追尾をしてしまうパナソニックの空間認識AF 規格上ボケにくいという特徴を光学設計技術でカバーした45mm F1.2 PRO GH5sの動画は…

2017年はミラーレス一眼が性能で選ばれるようになった年

小型軽量より性能重視に舵を切る 動画の放熱・ハイエンドの操作性による大型化 プロ・ハイアマチュアのニーズに応えるカメラメーカー 一眼レフよりもミラーレス一眼のメリットが大きくなった 電子ファインダーの高性能化による動体撮影の実用化と正確な露出…

初めてのマイクロフォーサーズならE-M1がオススメな3つの理由

理由①:フラッグシップの機能性なのに約5万円とコスパが良い 理由②:操作性が抜群に良いカメラ 理由③:スポーツ専門でなければ仕事でも使える性能 安定したAF性能 1/2秒でも安定して撮れるボディ内手ぶれ補正 正確な明るさを確認できる電子ファインダー 子供…

卵サイズのすすめ〜マイクロフォーサーズ編

超広角15mmで撮れるLAOWA 7.5mm F2 スナップに適したPanasonic 15mm F1.7 クローズアップに適したM.ZUIKO 45mm F1.8 その他の卵サイズのレンズ マイクロフォーサーズは小型軽量なレンズから、高性能・高機能でそこそこの大きさのレンズまで幅広くラインナッ…

オリンパスのPROレンズは単焦点とズームでコンセプトが違う

ズームレンズはクリアな描写に重点を置いたレンズ 単焦点はボケ味を追求したレンズ ズームのPROレンズは単焦点レンズ以上の解像度 オリンパスのPROレンズのコンセプトは、高い光学性能はもちろん、防塵防滴、堅牢性、質感など道具としての完成度を高さを追求…

即実践できるマイクロフォーサーズの3大欠点を無くす3つのノウハウ

①C-AFの精度を上げたいなら手ぶれ補正はオフ?カメラ任せにせず画像処理エンジンの性能を発揮できるような設定を考える ②ダイナミックレンジを最大限引き出す為にハイライト側の階調をギリギリまで活かす ③ディティールの損失を最小限にしてシャドウノイズ・…

マイクロフォーサーズのノイズ耐性を約1段アップさせるフォトショップの新機能

マイクロフォーサーズの低感度時のシャドウノイズ耐性を約1段上げる擬似ハイレゾ Step①:まずは画像の長編を1.7倍に Step②:CAMERA RAWフィルターでノイズリダクション Step③:輝度40、輝度のディティール82で設定 Step④:ピクセル数を元に戻す 仕上がりを比…

マイクロフォーサーズのダイナミックレンジを最大限活かす撮り方

白飛びしてほしくないハイライト部分は適正露出からプラス1段 プラス4/3段では階調が失われる ハイライト部分のダイナミックレンジを見極める カメラのポテンシャルを最大限に引き出す為に 一般的には、マイクロフォーサーズは高感度が苦手と認識されていま…

α7RⅢが発表されてもオリンパスE-M1を使い続ける3つの理由

スマホサイズなのに400回発光・LED4時間点灯のFL-600R 防塵防滴とゴミ取り機能の安心感 12-100mm PROの便利さ 最後に 先日ソニーから発表されたα7RⅢは、誰もが驚き注目するカメラとなりました 。 出典:α7R III | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー …

F2のボケ量なのにハーフマクロで撮れる便利さ

35mm、50mm、85mmがそれぞれハーフマクロになる便利さ マイクロフォーサーズで唯一35mm判換算でF2で撮れるレンズ 一眼レフ用でもF2のハーフマクロで撮れるレンズ 小さな被写体を撮る人はマクロレンズとハーフマクロレンズを 一般的な50mm F1.4、又はF1.8のレ…

7-14mm PROと12-100mm PROで漁の撮影に行った話(滋賀観光時は近江牛より...)

近江牛よりもビワマスを PROレンズの安心感 絞り込む人にとっては、フルサイズよりもマイクロフォーサーズの方が魅力的 高倍率ズームなのに写り良し・防塵防滴良し・耐久性良しの12-100mm 船の揺れも気にせず撮れる手ぶれ補正 撮影後の現像は必須 200mmがあ…

【マイクロフォーサーズは高感度が苦手】は間違い。本当の弱点は低感度のシャドウノイズ《2017.12.20_更新》

高感度撮影時は被写界深度分だけISO感度を落とすことができる ISO200でダイナミックレンジ拡張を可能にした反面シャドウノイズは少し増える マイクロフォーサーズの本当のメリットはトータルバランスの良さ マイクロフォーサーズを選ぶ基準は? マイクロフォ…

マイクロフォーサーズユーザーにオススメしたいMFレンズ3選

LAOWA 7.5mm 小型軽量で超広角レンズとしては安価 F2の開放絞り値 絞った時の解像度 ノクトン 25mm F0.95 F0.95の開放絞り値 ハーフマクロになる最大撮影倍率 ノクトン 42.5mm F0.95 F0.95では柔らかい印象に 商品撮影でも使える絞った時の高解像度 MFレンズ…

カメラ選びの悩みが解消?フルサイズが必要かどうかが分かる4つの質問

①フルサイズで単焦点レンズのF1.4を使いたいですか? ②フルサイズでF2.8通しのズームレンズを使いたいですか? ③三脚を多用しますか?又は光量が豊富な環境でISO800以下でしか撮らないですか? ④被写体の動きを止める撮影が多いですか? 本当のステップアッ…

室内撮影ならマイクロフォーサーズのコスパが良い3つの理由とそうでない1つの理由

①室内ではISO感度を上げることが多いので、求める被写界深度が得られるレンズがあるならマイクロフォーサーズとフルサイズの画質の差が被写界深度差による絞り値の違いで相殺される ②フルサイズの優位性が相殺される条件ならマイクロフォーサーズの方がコス…

オリンパスOM-D・PEN-Fのピーキング設定は必ず背景の輝度調整をオンに!MFの精度が劇的に上がる方法

オリンパスだけの機能?MFでストレスなく正確にピント合わせを行う為の設定 マニュアルレンズを使わない人も常時オンがオススメ ピーキングを利用したピント合わせはオリンパスが1番? 以前、E-M1でMFを行う人向けのカスタマイズをご紹介しました。 僕は、マ…

実験:α7ⅡでISO800以上で撮るならISO感度を2段落とせるE-M1のISO200の方が低ノイズ?

結論:高感度性能をフルサイズに求めるならα7RⅡレベルのカメラが必要かも? X-T2は予想通りのイメージだけどトータルの安定感には未だに憧れる マイクロフォーサーズは、自分が望む「35mm判換算のボケ量」を得られるかがポイント 先日、こんな記事を書きまし…

マイクロフォーサーズがフルサイズと同等以上の画質になる条件を検証

マイクロフォーサーズのスコアはそのままでフルサイズのスコアを2段落としてみる E-M1とα7Ⅱの比較 E-M1とα7Ⅱの比較から分かること E-M1とα7RⅡの比較 フルサイズのメリット・マイクロフォーサーズのメリットを改めて振り返る このブログでは、度々マイクロフ…

7-14mm PROと12-100mm PROでお祭りを撮る

今回の撮影記は、多賀のお祭り「古例大祭」。 ※お祭りの詳細はこちら 「古例大祭」は、鎌倉時代の古記録にも現れる多賀大社年間の最重儀で、「多賀まつり」あるいは騎馬多数の供奉が行われることから「馬まつり」とも呼ばれているそうです。 さて、今回のお…

12-100mm F4 PROの実測4.5段の手ぶれ補正とズーム全域高画質に驚く

オリンパスから発売されている12-100mm F4 PRO。 出典:交換レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 交換レンズ M.ZUIKO PRO | オリンパス このレンズが注目されている理由は、 35mm判換算24-200mmをカバーしながらもズーム全域で絞り開放から隅…

カメラ選びの基準はコントラストAFとボディ内手振れ補正が使えること

僕自身がカメラを買おうかなどうしようかなと思う基準として、2つの要素があります。それが ・コントラストAFが使えること。 ※又は、ソニーのα99Ⅱのように像面位相差AF優先でピント合わせを行えること。 ・ボディ内手振れ補正が搭載されていること。 という…

これだけは知っておきたいマイクロフォーサーズのメリットとデメリット《2017.11.5_更新》

E-M1を2年以上使ってきて、最近とくにマイクロフォーサーズのメリットデメリットがよりはっきり分かるようになってきたのでまとめてみたいと思います。 フルサイズの高感度性能の優位性を相殺する被写界深度の深さに加え、フルサイズよりも効きの良い手振れ…

E-M1の顔認証AFをオンにした方がいいケースとオフがいいケース

E-M1を使ってきて実感しているのは、AF精度の高さです。カメラに対してほぼ平面になっている被写体はまず外しません。被写体が斜めになっている場合は、稀にピントが意図したところから若干前後にずれる可能性もありますが、撮影者自身がピントを合わせる場…

マイクロフォーサーズのF1.2はどれぐらいボケるのか?《2017.11.7_更新》

度々このブログでは、マイクロフォーサーズのF1.4はフルサイズのF2.8のボケ量とほぼ同じ、つまりフルサイズとマイクロフォーサーズのボケ量の差は2段とお伝えしてきました。なので、マイクロフォーサーズでF1.2ならフルサイズでF2.4の絞り値になります。そう…

《撮影記》シンガーソングライター松浦陽子さんのコンサート

// 先日、シンガーソングライターの松浦陽子さんのコンサートの撮影に行ってきました。陽子さんが年末に大きなコンサートをされるようになって今年で3年目になりましたが、1年目は観客として、昨年の2年目はカメラマンとして参加しており、今年もカメラマン…

ステップアップでフルサイズ一眼?本当に必要?

高価なカメラ=ステップアップではない フルサイズの優位性は実際の撮影では相殺されるケースも多い 本当にフルサイズが必要なシチュエーションを考えてみる 世間一般的に、写真を趣味にしている方の間では いつかはフルサイズ ステップアップでフルサイズ一…